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R.マキロイ悪夢の10番トリプルボギー 年少Vならず

2011/04/11 10:22
R.マキロイ悪夢の10番トリプルボギー 年少Vならず

 

 前日まで首位を快走し、タイガー・ウッズ(米)に次ぐ史上2番目の年少優勝を狙ったローリー・マキロイ(北アイルランド)だが、その望みは最終日10番のトリプルボギーで無惨に打ち砕かれた。

 米男子ツアー今季メジャー初戦のマスターズ(ジョージア州、オーガスタナショナルGC)は現地時間10日、最終ラウンドの競技を終了。前日を12アンダーで終え、後続に4打差をつける圧倒的優位に立っていた21歳のマキロイだったが、この日は8オーバー80を叩く大乱調で通算4アンダーまでスコアを落とし、優勝したチャール・シュワーツェル(南ア)に10打差の15位タイに沈んだ。

「がっかりだ。凄く悔しい。きっとあと何日かはこの気持ちを引きずるだろうね。でも時がたてば立ち直れるはず。少なくともマスターズの63ホール、トップでいられたことは今後に繋がる。これでキャラが立てば良いけれどね」と敗戦にもうなだれることなく、気丈にインタビューに応じたマキロイ。

 悪夢が訪れたのは前半を1バーディ、2ボギーの1オーバー37で折り返した後の10番パー4。ティーショットを左に引っかけ林方向に飛んだ打球が松に当たって跳ね、隣接するキャビン(家)まで達する大ピンチに。そこからフェアウェイ方向に出したが、まだピンまで200ヤード以上の距離を残してしまう。

 さらに3番ウッドで放った第3打がグリーン左奥の林につかまり、4打目が木に当たってグリーンオンならず。5オン2パットのトリプルボギーで一気にスコアを8アンダーまで落とし、その時点で首位の座から陥落した。何とか取り戻したいと頑張ったが、焦りが裏目に出て11番でボギー、12番はダブルボギー、そして15番もボギーと雪だるま式にミスが重なり8オーバー80の大乱調。優勝どころかトップ10入りさえも逃した。

「前半、パットがあまりにも決まらなくて自信をなくしてしまった。読みもストロークも悪いような気がして、自分を信じられなくなった。それが後半悪い方に出てしまったのでは」と突如の大崩れを解説したマキロイ。今回は勝てなかったが、マスターズで優勝争いを引っ張ったというポジティブなイメージを「今後のゴルフ人生に活かしていく」と前向きにとらえた。

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