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08年以来の勝利へ! 片山単独首位、遼は10位浮上

2011/04/15 19:25
08年以来の勝利へ! 片山単独首位、遼は10位浮上
初日から安定したゴルフでスコアを伸ばしている片山晋呉。単独首位で大会を折り返した。(写真撮影:内田眞樹)

 

 2011年の国内男子ツアー開幕戦、東建ホームメイトカップは15日、三重県の東建多度カントリークラブ・名古屋を舞台に第2ラウンドの競技を終了。初日首位タイ発進の片山晋呉がスコアを3つ伸ばし、通算9アンダーで単独首位に立った。1打差の2位タイは白佳和と上井邦浩。また、第1ラウンド34位タイとやや出遅れた石川遼も通算4アンダー10位タイに順位を上げている。

 国内ツアーでの優勝は2008年11月の太平洋マスターズが最後。勝利の美酒からあまりに長く離れてしまった国内ツアーの第一人者が乗ってきた。初日首位は2年半ぶりという片山は、この日も4番パー5でチップインバーディに成功すると、前半は3バーディ、ノーボギー。バックナインではスコアを伸ばせなかったものの、4バーディ、1ボギーの3アンダー68で通算9アンダーとし、後続に1打差ながらも単独トップに立った。

 一方、初日1アンダー34位タイの石川はインスタートのこの日、前半こそ2パットが続く我慢のゴルフだったものの、後半は3つのバーディを奪って一気に浮上。4バーディ、1ボギーの3アンダー68で回り、通算4アンダー10位タイまで順位を上げた。

 3度目の挑戦となった先週のマスターズでは初めて予選を突破。20位タイと上々の成績で母国に明るい話題を運んでくれた石川。海外転戦の疲れはあるが、そこは19歳。残り2日間で今季優勝一番乗りを狙っているはずだ。

 第1ラウンド、片山とトップを分けた昨季賞金王の金庚泰(韓)は、3オーバー74を叩き、通算3アンダー14位タイに後退。また、初日8位タイスタートの星野英正が、13番パー3でホールインワンを達成するなど4アンダー67でラウンド。通算7アンダーで単独4位に浮上した。

 尚、大会3連覇を狙った小田孔明は通算5オーバーで決勝ラウンドに進めず。昨年の日本アマチュアゴルフ選手権を制し、QTで前半戦のツアー出場権を獲得、今季はプロとしてシーズン初戦に臨んだ阿部裕樹も、通算8オーバーで予選落ちとなっている。

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