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D.トムズ、パター不調で失速 C.ウィーに首位譲る

2011/05/22 14:10
D.トムズ、パター不調で失速 C.ウィーに首位譲る

 

 2日連続ノーボギーの『62』をマークし、予選ラウンドのツアー最少ストロークタイ記録で独走態勢に入っていたデビッド・トムズ(米)だが、3日目は予想外の大苦戦。後続との7打差をあっという間に失い、チャーリー・ウィー(韓)に首位の座を譲り渡した。

 米男子ツアー、クラウン・プラザ招待 at コロニアルの第3ラウンド(現地時間21日/テキサス州、コロニアルCC)は、最終組が14ホールを終えたところで荒天のため中断。1時間半後に再開され全選手がホールアウトしたが、単独トップからスタートしたトムズにとっては何とも苦しい1日となってしまった。

 出だしの1番パー5こそバーディを奪ったが、続く2番でセカンドショットが突風にあおられグリーン脇のバンカーにつかまると、そこから寄せきれずに今大会初のボギーを叩く。すると「あそこから全く噛み合なくなってしまった」と言うトムズは予選ラウンドとは別人のようにパターが決まらなくなり、4ボギー、1ダブルボギー(2バーディ)を叩き4オーバー74でフィニッシュ。通算12アンダーで単独2位に後退した。

 中断後の4ホールで何とかバーディを奪い、少なくとも首位は守りたかったがそれも叶わず。「それにしてもパットが入らなかった。今日はピンポジションが難しかったので、スコアは出難いコンディションだったけれど、いいところのないラウンドだった」と肩を落とした。

 同大会は例年好スコアでの優勝者を輩出しており、ここ10年で9人のチャンピオンが4日間連続60台、つまりアンダーパーをマークして勝っている。2007年のローリー・サバティーニ(南ア)だけが初日70で回っているが、70台を出して勝ったケースはこれだけ。まして74を叩いてチャンピオンに輝いた選手はいない。通算13アンダーまでスコアを伸ばしツアー初優勝を狙う単独首位のウィーとの差はわずかに『1』。もちろんトムズにも勝機はあるが、果たして最終日の展開やいかに…? ちなみにウィーが勝てばザ・プレーヤーズ選手権の崔京周(韓)に続き2週連続で韓国勢が米ツアーを制覇することになる。

 その他上位陣は、通算9アンダー単独3位にジョン・センデン(豪)が続き、通算8アンダー4位タイにスチュアート・アップルビー(豪)、ポール・ゴイドス(米)、マーク・ウィルソン(米)の3人がつけている。

 尚、今田竜二はすでに予選で姿を消している。

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