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有村今季初V! 諸見里はハーフ最少スコア樹立

2011/07/17 18:09
有村今季初V! 諸見里はハーフ最少スコア樹立

 

 国内女子ツアーのスタンレーレディスゴルフトーナメントが17日、静岡県の東名カントリークラブを舞台に最終ラウンドの競技を終了。第1ラウンドで男女を通じて国内ツアーでは初めてアルバトロスとホールインワンを同一ラウンドで成し遂げた有村智恵が、通算15アンダーで単独2位の横峯さくらに3打差をつけ、昨年4月のスタジオアリス女子オープン以来となるツアー通算8勝目を挙げた。

 夏空はいっそう晴れ渡り、30度を超える猛暑が相変わらずの最終日。有村は立ち上がりからスパートを仕掛けた。1番をバーディ発進とすると、4番から8番で5連続バーディを奪って単独首位に。後半は1バーディ、2ボギーでスコアをまとめ後続に3打差をつけて逃げ切った。

 バーディ合戦の様相を呈したこの日、1イーグル、5バーディ(3ボギー)を奪った横峯が単独2位に入り、そして単独3位には通算3アンダー27位タイからスタートした諸見里しのぶが、1番から驚異の7連続バーディを奪うと、8番ではイーグルを奪取。「ドキドキしながら回っていました」とラウンド中の心境をこぼした諸見里は、国内女子ツアー記録となる8連続バーディと同時に、ハーフの最少スコア「27」を樹立し、通算11アンダーで単独3位に食い込んだ。

 記録ずくめとなった今大会。有村は優勝インタビューで、「この1年3か月はすごく長かった。誰にお礼を言っていいか分からないけど、まだここでは言い足りない。またすぐに優勝して皆さんにお礼を言いたい」と涙ながらに話し、優勝トロフィを受け取ると、この日の青空のような濁りのない笑顔を弾けさせた。

 有村と同じ通算10アンダー首位タイからスタートした野村敏京は、パットの不調が響いて後退。終盤17番ではトリプルボギーを叩くなど、通算6アンダーの19位タイに終わった。なお、今後の野村は明日にも渡仏し、現地時間21日に開幕する米ツアー「エビアン・マスターズ(仏、エビアン・マスターズGC)」に備える。

 その他では、通算10アンダーの4位タイに藤田幸希、佐伯三貴、藤本麻子、宋ボベ(韓)が入り、また、比嘉真美子が通算7アンダーの14位タイでベストアマチュアに輝いた。

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