ツアーニュース

F.ヤコブソン首位奪取! K.ブラッドリーは一歩後退

2011/11/05 10:47
F.ヤコブソン首位奪取! K.ブラッドリーは一歩後退
WGCシリーズ最終戦2日目。今季プロ17年目にして米ツアーで初優勝を飾ったF.ヤコブソンがノーボギーの6アンダー66をマーク。通算11アンダーで単独トップに浮上した。(写真提供:AP/アフロ)

 

 出場した78人全員がそれぞれの思惑を胸に戦う世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズの今季最終戦、WGC-HSBCチャンピオンズ。初日単独首位のキーガン・ブラッドリー(米)が足踏みする中、今季米男子ツアーで初優勝を飾ったフレデリック・ヤコブソン(スウェーデン)が単独トップに躍り出た。

 現地時間4日に中国のシャーシャン・インターナショナルGCを舞台に行われた第2ラウンド。2位タイ発進のヤコブソンがノーボギーの6アンダー66をマークして通算11アンダーまでスコアを伸ばし、2位に並んだアダム・スコット(豪)とルイス・ウーストハウゼン(南ア)に1打差をつけ単独首位に浮上。トップ発進のブラッドリーは2つしかスコアを伸ばせず、通算9アンダーの単独4位に後退した。

 単独首位に立ったヤコブソンは今季、6月に行われたトラベラーズ選手権でプロ17年目にして米ツアー初優勝を飾り、世界の精鋭が集う今大会への出場権を獲得した。ヤコブソンは現在世界ランク54位。もし勝てば大会史上2番目の下位ランクでの優勝となるが、同じ舞台に上がれば誰にでもチャンスは均等。メジャーチャンピオンたちを尻目に伏兵が下克上を目論んでいる。

 一方、2位タイの好位置につけるスコットにとっては同一年でのWGC複数回優勝のチャンス。すでに今年のWGC-ブリヂストン招待で勝っているスコットがもし優勝すれば、タイガー・ウッズ(米)、フィル・ミケルソン(米)と並び、史上3人目の同一年WGC複数回優勝を達成することになる。「今年は素晴らしい1年だったし、自分としてもよくやったと達成感がある。WGC年間2勝を実現出来たら素晴らしいことだね。ゴルフ人生の勲章になる」と週末の逆転Vに意欲を燃やした。

 その他、通算8アンダー5位タイに前週のCIMBアジア・パシフィック・クラシック・マレーシアで優勝し波に乗るボ・バン・ペルト(米)とポール・ケイシー(英)。通算7アンダー7位タイに世界ランク2位のリー・ウェストウッド(英)、マーティン・カイマー(独)らが続き、欧州ツアーの逆転賞金王を狙う若き全米オープンチャンピオン、ローリー・マキロイ(北アイルランド)は通算5アンダー17位タイ。

 日本勢は池田勇太が通算3アンダーで初日の18位タイから30位タイに後退。平塚哲二は通算2アンダーで34位タイにつけたが、松村道央と藤田寛之はともに通算1オーバー53位タイに低迷している。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. F.ヤコブソン首位奪取! K.ブラッドリーは一歩後退
×