ザ・プレジデンツカップ補欠　K.ブラッドリーの眠れぬ日々

　米国と欧州を除く多国籍軍が2年に1度チーム戦で激突するザ・プレジデンツカップ（現地時間17〜20日／豪州、ロイヤル・メルボルンGC）がいよいよ次週に迫ったが、ここに来てアメリカチームのメンバーの健康問題が取り沙汰されている。

　現在開催中の豪州ツアー、オーストラリアン・オープン（豪州、ザ・レイクスGC）へは次週のビッグイベントに備え、チームのメンバーに選ばれた選手たちが最終調整を兼ねて多数出場しているが、その中のひとり、ハンター・メイハン（米）が2日目に右肩痛を訴え棄権を表明した。本人は「何日か休めば大丈夫なレベル」とザ・プレジデンツカップ出場は問題ない由の発言を行ったが、最悪の場合欠場の可能性も否めない。

　アメリカチームのメンバーでは他にも、2年前のザ・プレジデンツカップでタイガー・ウッズ（米）とのコンビで破竹の4連勝を飾ったスティーブ・ストリッカー（米）が首痛のためシーズン終盤を棒に振り、9月25日以降すべての試合をキャンセル。こちらも次週までに調整が間に合うのか疑問符がつく。

　もしメイハンあるいはストリッカーが欠場となった場合、フレッド・カプルス米国キャプテンは今季の全米プロゴルフ選手権を制したキーガン・ブラッドリー（米）に出場を要請することを決めているが、そのブラッドリーは前週までの上海2連戦を終え現在自宅のあるフロリダに戻っており、本来ならゆっくり静養したいところだがいつ緊急召集がかかるかわからず眠れぬ日々を過ごしている。

　果たして次週ブラッドリーの出番はあるのだろうか？