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42歳のママさんプロC.マシューが逃げ切りV! 藍4位タイに食い込む

2011/11/14 11:36
42歳のママさんプロC.マシューが逃げ切りV! 藍4位タイに食い込む

 

 42歳のママさんプロ、カトリオーナ・マシュー(スコットランド)が大量リードに助けられ2年ぶりツアー通算4勝目を挙げる中、宮里藍が尻上がりに調子を上げ4位タイに食い込んだ。

 米女子ツアーのロレーナ・オチョア招待は、大会ホステスで元世界No.1のロレーナ・オチョア(メキシコ)の故郷であるメキシコのグアダラハラCCを舞台に現地時間13日、最終ラウンドの競技を終了。この日首位のマシューに7打差の単独6位からスタートした宮里は、序盤の3番パー5でいきなりダブルボギー、続く4番でもボギーを叩き一気に3つスコアを落としてリーダーボードを滑り落ちた。しかしそこからが宮里の真骨頂。8番から3連続バーディでスコアを振り出しに戻すと、15番でこの日4つ目のバーディ奪取に成功。本人いわく「ナイスカムバック」で何とか1アンダー71にスコアをまとめ、通算5アンダー4位タイでフィニッシュした。同ツアーでは、2か月前のウォルマートNWアーカンソー選手権で単独3位に入って以来のトップ10入りを果たしている。

 優勝は2人の娘を持つマシュー。初日から3日目までボギーわずか1つの安定したゴルフで最終日、3打リードの単独トップからスタートすると、前半4つのバーディを奪って通算15アンダーまでスコアを伸ばし、後続から8ストロークの大量リードを奪い独走態勢に突入した。しかし「差が開くほど気持ちの作り方が難しい。攻めるべきか守るべきか迷いが出て後半3つもボギーを叩いてしまいました」と3つスコアを落として通算12アンダーでホールアウト。それでも、2位タイに並んだディフェンディング・チャンピオンのキム・インキョン(韓)と2日目のトーナメントリーダーのひとりアンナ・ノルドクビスト(スウェーデン)に4ストロークの大差をつけて圧勝を飾った。「こんなに沢山リードを貰って勝てなかったらどうしよう? とプレッシャーがかかりましたが、勝てて良かった! すぐにでもマルゲリータで乾杯したい気分です!」と最後は満面の笑みで2009年の全英リコー女子オープン以来の優勝を喜んだ。

 さらにマシューは、アジア4連戦とメキシコには2人の娘は同伴しておらず「義理の両親が見てくれているんです。6週間も子守りを押し付けちゃって、今頃もう飽き飽きと思っているはず。両親にこの勝利を捧げたい」と母の顔も見せた。

 その他、51歳でのツアー最年長優勝を狙ったジュリー・インクスター(米)は宮里(藍)らと並ぶ4位タイ。単独2位からの逆転優勝を目指したスーザン・ピーターセン(ノルウェー)は4オーバー76と失速し、通算4アンダー単独7位に終わった。

 またこの日ヤニ・ツェン(台)と一緒の組でラウンドした宮里美香は1オーバー73とやや精彩を欠き、通算3オーバーでツェンと同じく19位タイで終戦している。

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