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N.チョイ単独トップ堅守! 藍16位タイ、美香21位タイ

2011/11/19 11:12
N.チョイ単独トップ堅守! 藍16位タイ、美香21位タイ

 

 強風の難コンディションにリーダーボードが目まぐるしく入れ替わる中、初日のトーナメントリーダー、ナ・エン・チョイ(韓)が安定したプレーで首位の座をキープした。

 米女子ツアー最終戦、CMEグループ・タイトルホルダーズは現地時間18日、フロリダ州のグランド・サイプレスGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。風向きがくるくる変わるタフなコンディションに各選手が翻弄されたが、そんな中でロレックスランキング(女子世界ランキング)4位のチョイが1アンダー71にスコアをまとめ、通算7アンダーで単独トップを守った。

 1打差の単独2位に2日連続で3アンダー69をマークしたサンドラ・ガル(独)が続き、通算4アンダー3位タイにポーラ・クリーマー(米)と朴ヒーヨン(韓)の2人。またこの日3アンダー69で回ったスーザン・ピーターセン(ノルウェー)が通算2アンダーで初日の38位タイから単独6位に急浮上した。一方で、初日4位タイと久々に好発進を切ったクリスティー・カー(米)は4オーバー76と乱れ、通算イーブンパーの10位タイに後退している。

 前日の表彰式でプレーヤー・オブ・ザ・イヤー(年間最優秀選手賞)、賞金女王、ベアトロフィー(年間平均ストローク数No.1)など各賞を総なめにしたヤニ・ツェン(台)も4オーバー76と崩れ、通算2オーバー21位タイに順位を下げた。

「浮き沈みのあるラウンドでした」と振り返るのは難コンディションにめげず首位を守ったチョイ。この日は出だしの1番でいきなり4パットのダブルボギーを叩き前途多難を思わせたが、「4番のバーディで流れを変えることが出来た」と中盤から後半にかけ5つのバーディ(2ボギー)を奪い返し、リーダーボードの最上段をキープした。

「1番はドライバーもセカンドショットも完璧で、ピンまで3メートルにつけたのにそこから4パット。グリーンのスピードをつかめていませんでした。でもミスは忘れるようにして、自分を信じ目の前のショットとターゲットだけに集中したので、結果として良いカムバックが出来たと思います」と1日を振り返った。

 チョイは、先月の同ツアーアジアシリーズ第2戦サイム・ダービーLPGAマレーシアで優勝を飾るなど目下絶好調。シーズン終盤になり尻上がりに調子を上げたのは「試合数が残り少なくなって、あと何試合、あと何日頑張れば休めるとカウントダウンをしていたら、楽しい気分になってきたんです。ハッピーだから頑張れし、心地よくプレー出来ています」と理由を口にした。ライバルたちの苦戦を尻目にクールビューティが最終戦で一気に勝利へ突き進む。

 強風と難コンディションの洗礼を受けたのは日本勢も同じ。初日「内容が良かった」と1アンダー71にスコアをまとめた宮里藍も、この日は4バーディを奪いながら4ボギー、1ダブルボギーを叩いて2オーバー74とスコアを落としてしまう。それでも上位陣のスコアが伸びなかったため、通算1オーバーで前日から4ランクアップの16位タイに浮上。それだけ2日目の難易度が高かった証拠だろう。

 一方、藍と同じ20位タイからスタートした宮里美香は18ホール中10ホールでグリーンを外し、3バーディ、6ボギーの3オーバー75の乱調。通算2オーバーにスコアを落とし、21位タイに一歩後退した。

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