ツアーニュース

石川&E.エルス組初勝利も、米国チームが4ポイント差に広げる

2011/11/19 17:16
石川&E.エルス組初勝利も、米国チームが4ポイント差に広げる
ザ・プレジデンツカップ3日目。この日もE.エルス(写真左)と組んだ石川遼(写真右)が今大会初勝利を飾った一方、米国チームがインターナショナルチームとの差を広げている。(写真提供:AP/アフロ)

 

 米国チームとインターナショナルチーム(欧州を除く)が2年に1度、名誉をかけて激突するザ・プレジデンツカップ(豪州、ロイヤル・メルボルンGC)は現地時間19日、大会3日目を迎え、フォーサム(1つのボールを2人が交互に打つ)5マッチとフォーボール(2人のうち良い方のスコアを採用)5マッチが行われた。前日に7対5と2ポイントのリードを奪っていた米国チームは、フォーサムで4勝1敗、フォーボールで2勝3敗と6ポイント(勝:1ポイント、分:0.5ポイント、負:0ポイント)を加算してトータル13ポイント、対するインターナショナルチームは4ポイントを加えて9ポイントとなり、米国チームが4ポイント差にリードを広げた。

 午前中に行われたフォーサムで、2連敗中の石川遼&アーニー・エルス(南ア)組がインターナショナルチーム2組目で登場。ビル・ハース(米)&マット・クーチャー(米)と対戦し、前半はリードを奪われたものの、後半に石川の活躍もあり反撃に成功して1アップで初勝利を挙げた。

 だが、米国チームがフォーサムで敗れたのはこの1組のみ。1組目は、米国チームのウェブ・シンプソン&ブッバ・ワトソン組が、ロバート・アレンビー&ジェフ・オギルビー(ともに豪)組を3アンド2で撃破。3組目では、ハンター・メイハン(米)&デビッド・トムズ(米)組が、レティーフ・グーセン&チャール・シュワーツェル(ともに南ア)組に5アンド4で快勝した。

 そして4組目で、今大会米国チームで唯一ポイントを稼げていないタイガー・ウッズが登場。2日目と同様タイガー&ダスティン・ジョンソン組で挑んだ米国チームは、アダム・スコット(豪)&崔京周(韓)組を3アンド2で下し、タイガーはようやく初ポイントを奪った。フォーサム最後の5組目は、米国チームのフィル・ミケルソン&ジム・フューリック組がアーロン・バデリー&ジェイソン・デイ(ともに豪)組に2アンド1で勝利し、フォーサムを4勝1敗とした。

 ところが、午後行われたフォーボールではインターナショナルチームが反撃。1組目のグーセン&シュワーツェル組が、今大会3連勝中のシンプソン&ワトソン組を2アンド1で破ると、2組目の金庚泰&Y・E・ヤン(ともに韓)組がタイガー&ジョンソン組を1アップで撃破。3組目のオギルビー&崔組もスティーブ・ストリッカー(米)&クーチャー組に1アップで勝利し、いずれも接戦を制している。

 4組目は米国チームが意地を見せ、メイハン&ハース組がバデリー&デイ組を2アンド1で下すと、最終5組目のフューリック&ニック・ワトニー(米)組も、スコット&エルス組との接戦を制して1アップで勝利し、貴重な1ポイントを挙げた。

 なお、最終日はシングルス12マッチが行われる。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. 石川&E.エルス組初勝利も、米国チームが4ポイント差に広げる
×