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李知姫がプレーオフ制し今季2勝目! アンは2年連続の賞金女王が確定

2011/11/20 18:48
李知姫がプレーオフ制し今季2勝目! アンは2年連続の賞金女王が確定

 

 国内女子ツアーフルフィールド最終戦、大王製紙エリエールレディスオープン(香川県、エリエールゴルフクラブ)は20日、最終ラウンドの競技を終了。7位タイでスタートした李知姫(韓)が、通算9アンダーで並んだ同じ韓国出身の宋ボベとのプレーオフを制し、今季2度目の優勝を飾った。また、賞金ランキング1位のアン・ソンジュ(韓)が、通算6アンダーで8位タイとなり、次週の今季最終戦を待たずして2年連続となる賞金女王に輝いた。

 賞金ランク4位につけていた李知姫は出だしの1番でバーディを奪うと、5番、6番でも連続バーディを奪取。続く7番をボギーとした後、9番でこの日4つ目のバーディを決めて3アンダーで折り返す。後半は11番、16番と2つのバーディを奪うも、最終18番でボギーを叩き、6バーディ、2ボギーの4アンダー68でホールアウト。この日5バーディ、2ボギーの3アンダー69で回り、李知姫と同じく通算9アンダーとした宋ボベとのプレーオフに突入した。すると、李知姫はサドンデス1ホール目でバーディを決め、今季2勝目を手にした。賞金ランクも2位に浮上している。

 また、賞金女王争いでトップを快走していたアンは、前日のラウンドで30位タイから3位タイに急浮上。そして迎えた大会最終日、前半はスコアカード通りのゴルフと前日までの勢いは見られず。後半に入っても12番でこの日最初のバーディを奪ったものの15番でボギー。上がり3ホールでもすべてパーを拾ってスコアを伸ばせずイーブンパー72。通算6アンダーで原江里菜、ヤング・キム(韓)と並び8位タイでフィニッシュした。しかし、今季最終戦となるLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(24〜27日/宮崎県、宮崎カントリークラブ)を残し、昨季に続いて2年連続となる賞金女王のタイトルを獲得した。

 この日7位タイからスタートした賞金ランク3位の横峯さくらは、4バーディ、2ボギーの2アンダー70でラウンド。通算7アンダーで上野藍子、北田瑠衣とともに5位タイに終わり、逆転での賞金女王を逃した。賞金ランク2位につけていた有村智恵は、2バーディ、3ボギーの1オーバー73で回り、通算1アンダーで諸見里しのぶ、飯島茜らと並び30位タイで3日間の競技を終えている。

 その他、トップと1打差の3位タイに前日単独トップの藤田幸希、フォン・シャンシャン(中)の2人が入った。今季限りでの引退を表明している古閑美保は、3バーディ、1ボギーの2アンダー70でプレーして通算5アンダーで馬場ゆかりらと共に11位タイ。次週の最終戦出場のためには今大会での優勝が必須条件だったため、ともに今季限りでの引退を表明していた米山みどりと同じくして、この日が現役最後のラウンドとなった。

 また、前日にツアー最年少予選通過記録を更新(12歳270日)した中学1年生のアマチュア松原由美は、2バーディ、1ボギーの1アンダー71でラウンドし、通算3アンダーとして米山、木村敏美らとともに19位タイでフィニッシュした。

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