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石川遼、強豪B.ワトソンを一蹴し貴重なチーム初ポイント

2011/11/21 11:25
石川遼、強豪B.ワトソンを一蹴し貴重なチーム初ポイント

 

 米国チームとインターナショナルチーム(欧州を除く)が2年に1度、名誉をかけて激突するザ・プレジデンツカップ最終日(現地時間20日/豪州、ロイヤル・メルボルンGC)、石川遼が貴重なチーム初ポイントをもぎ取った。

「練習のときからいい感じに体が動いていた」と言う石川はこの日のシングルマッチで、アーニー・エルス(南ア)とペアを組んだ初日と2日目のチーム戦で敗れている飛ばし屋ブッバ・ワトソン(米)を相手に躍動感溢れるプレーを披露。最初に勝負がついたのはハンター・メイハン(米)が5アンド3で快勝した第5マッチだったが、石川は接戦だった第1マッチの金庚泰(韓)、第2マッチのチャール・シュワーツェル(南ア)よりも早く3アンド2で決着をつけ、グレッグ・ノーマン(豪)キャプテン率いるインターナショナルチームにシングルス初ポイント目を献上した。

 出だしの1番ではワトソンがスライスラインを読み切ってバーディを奪い先制パンチを繰り出してきたが、2ホール目ですかさずバーディを奪い返して振り出しに戻すと、調子が出ない相手から前半で3アップを奪って優位な展開に持ち込む。途中ダブルボギーを叩く場面やバンカーからの脱出に失敗するシーンなどはあったが、ショットのキレは大会中尻上がりに良くなっていた。

「今日は人生でベストのゴルフをすれば必ず勝てる、とノーマンキャプテンに言われていたので…」とその言葉を信じ、そしてつかんだ貴重な勝利にホッとした表情を見せた石川は、まだ残っている来週からの国内2連戦で「この経験を活かす」と決意を新たにしていた。

 今大会石川はエルスと組んだチーム戦で1勝2敗と負け越したが、最終日のシングルスで勝ち点(ポイント)1を加え、2年前初出場した前回大会に続きシングルス2連勝を記録した。

 しかし石川の健闘はあったもののチームはこの日6勝6敗。前日まで4ポイントリードしていた米国チームがそのまま逃げ切り大会4連覇を達成している。

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