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昨季国内ツアー賞金王の金庚泰、豪州メジャーで単独3位浮上!

2011/11/26 09:36
昨季国内ツアー賞金王の金庚泰、豪州メジャーで単独3位浮上!

 

 昨季の国内男子ツアー賞金王・金庚泰(韓)が、南半球のメジャー大会で優勝戦線に躍り出た。

 豪州ツアーのオーストラリアンPGA選手権(豪州、ハイアット・リージェンシー・クーラム)は現地時間25日、第2ラウンドの競技を終了。この日首位と3打差の15位タイからスタートした金庚泰は勝負どころの終盤、14番から3連続バーディを奪って5アンダー67の好スコアをマーク。通算8アンダーとし、トーナメントリーダーのマーカス・フレイザー(豪)に3打差の単独3位に浮上した。

 元々「日本で2、3年プレーしたらアメリカに挑戦してみたい」と海外志向が強かった金庚泰。この日は好調なショットにパットが噛み合い、バックナインで4アンダーの猛攻を見せた。

 その他上位陣は、フレイザーに2打差の単独2位に初日のトーナメントリーダーであるブッバ・ワトソン(米)が続き、通算7アンダー4位タイにアダム・スコット(豪)、ロバート・アレンビー(豪)、Y・E・ヤン(韓)らザ・プレジデンツカップ組がつける展開。

 全英オープンチャンピオンのダレン・クラーク(北アイルランド)はこの日スコアを1つ落とし、通算2アンダー33位タイに後退。人気者のリッキー・ファウラー(米)もクラークと同様に1オーバー73と崩れ、通算2アンダー33位タイへ順位を下げた。また、ディフェンディング・チャンピオンのピーター・シニア(豪)は通算1アンダー43位タイに低迷している。

 単独首位に立ったフレイザーは欧州ツアーを中心に活躍し、同ツアーで2勝の実績を持つ33歳。今年はじめに首の椎間板の手術を受け、一時は「痛みが酷くて右手が使えなかった。もう2度とゴルフが出来ないのでは、と思った」と選手生命の危機にひんした。しかし術後の経過が良好で、こうしてメジャーチャンピオンに混じって母国のメジャーで優勝争いを演じるまでに復調。折しも中国で開催されているオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップゴルフではオーストラリアチームが2日目を終え首位タイと健闘中で、フレイザー自身も自国のメジャータイトルを外国勢に渡すわけにはいかない。

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