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ワールドカップゴルフ 米国逆転で11年ぶりV! アイルランド惜敗

2011/11/28 10:59
ワールドカップゴルフ 米国逆転で11年ぶりV! アイルランド惜敗
ワールドカップゴルフ最終日。アメリカチームが逆転で2000年以来11年ぶりに優勝を飾った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 2000年にタイガー・ウッズ&デビッド・デュバルの最強コンビが優勝を飾って以来、11年ぶりにアメリカが世界の頂点に返り咲いた。

 世界28の国と地域を代表する選手たちが母国の名誉をかけて激突するオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップゴルフは現地時間27日、中国・海南島のミッションヒルズGC海口を舞台に、2人が1つのボールを交互にプレーするフォーサム形式による最終ラウンドの競技を行い、6バーディ、1ボギーの5アンダー67をマークしたアメリカチームが本命のアイルランドチームを逆転。通算24アンダーで優勝を飾った。

 マット・クーチャーとゲーリー・ウッドランドがコンビを組んだ新生アメリカチームは、今売り出し中の飛ばし屋ウッドランドが絶好調。1番、2番で連続バーディを奪って波に乗ると、前半だけで4つスコアを伸ばし首位の座を揺るぎないものとする。

 一方、逃げ切りVを狙った世界ランク2位のローリー・マキロイと全米オープン王者のグラエム・マクドウェル擁する優勝候補筆頭のアイルランドチームは、対照的に1番ボギー発進と精彩を欠きスコアをなかなか伸ばせない。マキロイは途中チップインバーディを奪う場面もあったが、およそ1メートルの短いパットを外すなどちぐはぐなプレーでマクドウェルの足を引っ張った。

 後半アメリカチームは11番パー3でボギーを叩くも、すかさず12番、13番のパー5で長打力を活かして連続バーディ。後続を突き放し勝利の美酒に酔いしれた。

「昨日の後半、スコアを落としそうな場面でパーで凌ぐことが出来て良い流れが作れた。その勢いのまま今日は出だしから連続バーディ。行けそうな気がしていたよ」と27歳のウッドランド。「これだけ層の厚いフィールドで優勝出来たなんて本当に素晴らしい。ワールドチャンピオンという響きは何よりも心地よいね」とクーチャーは声を弾ませた。

 その他、この日ベストスコアの9アンダー63と爆発したイングランドチーム(イアン・ポルター&ジャスティン・ローズ)が通算22アンダーで、マーティン・カイマー&アレックス・チェイカのドイツチームと並び2位タイに食い込んだが、アイルランドチームはイーブンパー72止まりで通算21アンダー。豪州、オランダ、スコットランドチームと並び4位タイに甘んじた。

 ディフェンディング・チャンピオンのイタリアチームは通算14アンダー単独17位。池田勇太&平塚哲二の日本チームは、上がり2ホールで3つスコアを落とすなど2オーバー74と崩れ、通算12アンダー20位タイに終わっている。

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