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逆転賞金王狙うR.マキロイ、首位堅守もヘトヘト!?

2011/12/03 11:23
逆転賞金王狙うR.マキロイ、首位堅守もヘトヘト!?

 

 逆転賞金王を狙うローリー・マキロイ(北アイルランド)がビクトリーロードを快走している。

 今季残り2試合となった欧州ツアーの1戦で、アジアンツアーと共催のUBS香港オープンは現地時間2日、香港GCを舞台に前日サスペンデッドとなった第1ラウンドの続きと第2ラウンドの競技を終了。初日『64』の好発進を切ったマキロイは終盤2つのボギーを叩いたものの1アンダー69にスコアをまとめ、通算7アンダーでアルバロ・キロス(スペイン)とともに首位タイの座をキープした。

 マキロイは現在欧州ツアー賞金ランク3位。今大会で2位以内に入れば、次週行われる同ツアー今季最終戦、ドバイ世界選手権(現地時間12月8〜11日/UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ)まで逆転賞金王の可能性を残すだけに、残り2日のマキロイの戦いに注目が集まっている。しかし当の本人はここのところの過密スケジュールを嘆いて愚痴をこぼすひと幕も。最終18番でグリーンを外し、アプローチを1メートルちょっとに寄せながらそれを外してキロスに並ばれたこともあり「終盤は精神的、肉体的な疲れが出てしまった。ここ10週間働き過ぎ。凄く長く感じる」と声のトーンを落とす。

 アジアを中心に転戦が続いたこの2か月。新設された上海マスターズの優勝で200万ドル(約1億5,000万円)を獲得し、WGC-HSBCチャンピオンズで4位タイに食い込むなど、常に優勝争いのプレッシャーにさらされた。さらにオメガ・ミッションヒルズ・ワールドカップゴルフで惜敗を喫した直後に来日し、石川遼とのテレビマッチに参戦した足で香港に飛ぶ分刻みのスケジュールをこなしてきた。途中オープンウィークもあったが「疲れが溜まって体調を崩してしまった」そうで、今週は気力だけで戦っているのだとか。しかし逆転賞金王のためにはこの一戦を落とすわけにはいかない。残り2日、マキロイが死力を尽くして優勝を目指す。

 その他上位陣は、通算6アンダー3位タイにパヌポール・ピッタヤラット(タイ)とリッチー・ラムゼイ(スコットランド)が続き、今大会2勝のミゲール・A・ヒメネス(スペイン)が通算5アンダー5位タイにつけている。

 日本勢唯一出場の市原弘大は4オーバー74と崩れ、通算5オーバー87位タイで予選落ちに終わった。

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