米男子ツアーファイナルQT　べ・サンムンは41位タイ後退…

　米ツアーの来季出場権をかけて172人が激突するQTファイナルは現地時間3日、カリフォルニア州のPGAウエスト・ニクラウス・トーナメントC（NT）とTPCスタジアムC（SC）の2コースを舞台に第4ラウンドの競技を終了。今季、国内男子ツアー賞金王を獲得した実力者のべ・サンムン（韓）だが、大会4日目は気合が空回りしたのかスコアを3つ落とし、27位タイから41位タイに順位を下げた。

　上位を伺う展開にしたかったこの日、ニクラス・トーナメントCを回ったべ・サンムンは前半5番、6番の連続ボギーでつまずくと、後半に入って2つのバーディを奪い返すも最終18番で痛恨のダブルボギーを叩いて3オーバー75。4日間でダブルボギー4つは攻めた結果にしても、一つのミスが命取りとなる一発勝負だけに痛かった。しかし残りはまだ36ホールあり、気持ちを切り替え明日からバーディラッシュに転じたいところ。

　上位は初日から首位を走るウィル・クラクストン（米／NT）が通算15アンダーまでスコアを伸ばし、2位のマルコ・ドーソン（米／NT）に2打差をつけ単独トップ。韓国期待のノ・スンヨル（NT）とハリス・イングリッシュ（米／NT）が通算11アンダーで3位タイに並んでいる。

　注目選手では、ツアー2勝の実績を持つボーン・テイラー（米／NT）が通算9アンダー6位タイ、アーノルド・パーマー（米）の孫、サム・サウンダース（米／NT）が通算2アンダー50位タイ。全英オープン王者で元世界No.1のデビッド・デュバル（米／NT）は通算2オーバー89位タイに低迷している。

　なお、6日間を終えて25位までの選手が来季の出場権（ツアーカード）を獲得することができる。