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R.マキロイ、賞金王に望みを繋ぐ鮮やか逆転V!

2011/12/05 11:56
R.マキロイ、賞金王に望みを繋ぐ鮮やか逆転V!

 

 若き世界No.2ローリー・マキロイ(北アイルランド)が逆転優勝を飾り、欧州ツアー賞金王獲得に望みを繋いだ。

 欧州ツアーとアジアンツアー共催のUBS香港オープンは現地時間4日、香港GCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。前日首位に3打差の単独5位に後退したマキロイだったが、最終日最終ホールのグリーンサイドバンカーからチップインバーディを奪い、通算12アンダーまでスコアを伸ばして逆転勝利をものにした。

 ルーク・ドナルド(英)の独走を阻止し、欧州ツアー賞金王に輝くためには今大会の2位以内が絶対条件だった。そんな重圧がかかる状況で、22歳の全米オープンチャンピオンは最終ラウンドを5バーディ、ノーボギーの5アンダー65で回り、グレゴリー・アブレ(仏)に2打差をつけ先頭でゴールを駆け抜けた。

「この試合には絶対に勝ちたかった。2008年にプレーオフで負けてからずっとそう思い続けて来たんだ。優勝まで時間がかかったけど、こうしてトロフィを掲げることが出来て感無量だ」とマキロイ。2008年に2位、2009年も2位、2010年は6位に終わり、獲れそうで獲れなかったタイトルだけに喜びもひとしおのようだ。

 これで、史上初の欧米両ツアー同時賞金王を目指すドナルドを最終戦のドバイ世界選手権(現地時間12月8〜11日/UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツ)で逆転することが可能となり、「賞金王を獲るためにも世界ランク2位をキープするためにも、負けられないことはわかっていた。そういう状況の中で今日のようなプレーが出来たことが嬉しい。現時点ではルーク(ドナルド)が断然有利だけれど、来週もし自分も優勝争いに加わることが出来たらどうなるかわからないよ」とコメント。過密スケジュールで心身ともに疲労が溜まり決してベストではない中、優勝を達成したことに22歳は「成長を感じる」と胸を張った。

 その他、単独3位に通算9アンダーのピーター・ハンソン(スウェーデン)が入り、ディフェンディング・チャンピオンのイアン・ポルター(英)は通算8アンダー4位タイに食い込んだ。前日のトーナメントリーダーであるアルバロ・キロス(スペイン)はスコアを3つ落とし、通算7アンダーでY・E・ヤン(韓)らと並び7位タイに終わっている。

 日本勢は市原弘大が出場していたが、予選ラウンドで姿を消している。

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