ツアーニュース

アジアで活路広げた平塚、賞金ランク2位の健闘

2011/12/25 11:40
アジアで活路広げた平塚、賞金ランク2位の健闘

 

 一時はアジアンツアー賞金王の可能性があった平塚哲二。最終的には同ランク2位に終わったが、2011年は確かな手応えをつかんだシーズンとなった。

 国内男子ツアーの試合が減少傾向にあることもあり、各選手が海外に活路を求める傾向が顕著になってきたのが一昨年あたり。平塚は2009年からアジアンツアーへの挑戦を始め、初年度は賞金ランク54位、2年目の2010年は5位、そして今年日本&アジアンツアー共催のアジアパシフィック パナソニックオープンで優勝し賞金レースを最後まで盛り上げた。

 今季アジアンツアー最終戦のタイランドゴルフ選手権でも決勝ラウンドでスコアを伸ばし9位タイ。賞金王はならなかったが「(賞金ランク3位から2位に再浮上し)2位はクリアしたかったのでやはり嬉しい」と相好を崩す。その資格で来年3月のWGC-キャデラック選手権(現地時間3月8〜11日/フロリダ州、TPCブルーモンスター at ドラル)への出場権も確保。世界への扉をこじ開けた。

 平塚の活躍に刺激された選手は多く、アジアンツアーの常連、丸山大輔や市原弘大らが来年も同ツアーと日本ツアーの掛け持ちを明言。国内ツアーのシーズン終盤、優勝争いをして盛り上げた無冠の大器、宮里優作も2012年のアジアンツアーQスクールに挑戦し出場権を目指すことを表明している。国内からアジアへ。日本勢も積極的に海外に目を向ける時代になってきた。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. アジアで活路広げた平塚、賞金ランク2位の健闘
×