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R.ムーア『61』で単独首位発進! 今田は出遅れ

2012/10/05 11:47
R.ムーア『61』で単独首位発進! 今田は出遅れ
初日、単独首位に立ったR.ムーア。米ツアー記録に迫る『61』をマークした。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ライアン・ムーア(米)があと少しのところで“59”を逃したが、フォールシリーズ初戦を引っ張っている。

 米男子ツアーの来季出場権をかけたサバイバルレースの初戦、ジャスティン・ティンバーレイク・シュライナーズ・ホスピタルズ for チルドレン・オープン第1ラウンド(現地時間4日/ネバダ州、TPCサマリン)で10アンダー61を叩き出したムーアが、単独2位のブレンドン・デ・ヨング(ジンバブエ)に1打差ながら単独首位に立った。

 10番からスタートしたムーアは、11番からの3連続バーディで波に乗ると、15番ではイーグル奪取。16番、17番でもバーディを奪って前半を7アンダー29でプレーした。後半に入っても勢いは止まらず、1番、5番、7番でバーディ。残り2ホールで2つバーディを奪えば、米ツアー記録の“59”に並ぶところだったが、17ホール目の8番で10メートルから3パットを叩きボギー。最後の9番はバーディで締めくくったが、10アンダー61にとどまった。

「風がなく、温度もパーフェクト。グリーンもやわらかいし、このコンディションなら鍵はパッティングだった」と、振り返ったムーア。ここは、好スコアが出やすいコースではあるが、さらにムーアには地の利があった。ワシントン州タコマの出身だが、ラスベガス大学出身でここは第二の故郷なのだ。「ティーショットもいい感じだったし、ラインも出ていた」と、好調の理由を口にした。

 同ツアーのプレーオフシリーズにも出場し、その最終戦のザ・ツアー選手権で3位タイに入るなど賞金ランキングは現在36位。来季の出場権争いにはまったく関係ない位置にいるものの、2日目以降もさらにバーディを重ねて2009年ウィンダム選手権以来のツアー2勝目を狙う。

 一方、現在賞金ランキング182位で、フォールシリーズ4試合の間に賞金を稼ぎ同ランク125位以内に入らないと来年の出場権が得られない今田竜二だが、この日は2つのボギーが先行する苦しいスタート。さらに6番でトリプルボギーを叩いて一時は5オーバーまでスコアを落としてしまった。その後何とか3つのバーディを奪い返したものの、2オーバー73でホールアウトし113位タイと出遅れた。上位に入ることが必要な状況だが、このままでは予選通過すら危ぶまれるだけに、2日目に何とか巻き返したいところだ。

 その他の主な選手は、ジャスティン・レナード(米)が7アンダー64で回り5位タイ、ビジェイ・シン(フィジー)が5アンダー66で12位タイ。連覇を狙うケビン・ナ(米)は3アンダー68で、ライダーカップ米国チームの敗戦の将、デービス・ラブIII(米)と並ぶ29位タイ発進となった。

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