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日本勢好スタート! 美香が1打差3位タイ 藍、桃子8位タイ

2012/10/12 10:34
日本勢好スタート! 美香が1打差3位タイ 藍、桃子8位タイ
サイム・ダービーLPGAマレーシア初日。宮里藍(写真)は、上田桃子らと並び首位に3打差の8位タイと好スタートを切った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 日本勢3人が米女子ツアーのアジアシリーズで最高のスタートを切った。

 同ツアーシリーズ初戦、サイム・ダービーLPGAマレーシア(マレーシア、クアラルンプールG&CC)は現地時間11日に第1ラウンドの競技を終了。6アンダー65でプレーしたディフェンディング・チャンピオンのチェ・ナヨン(韓)とカリー・ウェブ(豪)の実力者2人が首位に並んだが、宮里美香が1打差3位タイでこれを追走。宮里藍、上田桃子の2人も3アンダー68の8位タイにつけている。

 出場選手72人。ツアーのトッププレーヤーに加え、アジア勢からの出場選手も多い今大会で、前日に23歳の誕生日を迎えたばかりの美香がしっかりと実力を見せた。2バーディ、2ボギーでフロントナインを終えると、10番で1.5メートルを沈めて1アンダー。13番もバーディとした。15番でこの日5つ目のバーディを奪うと、ここから怒涛の3連続バーディ。一気に5アンダーまでスコアを伸ばした。

 好プレーを支えているのは、安定したショットとツアー優勝を経験した自信だ。「全然プレッシャーはなかった。去年に比べて自信がある。今日はバックナインのセカンドショットがすごくよかった。フロントナインはまあまあ。集中力がよりよくなったのかな。このリズムを保ちたい」と不敵な笑みを浮かべているだけに、実力の証明と言われるツアー2勝目への可能性は十分にある。

 今季3勝目を狙う宮里藍も3バーディ、ノーボギーの好発進。シーズン残り6試合のうち5戦に出場することを決めており、まずはアジアシリーズ初戦で好成績を残して勢いをつけたいところだ。

 一方、2人とは対照的に今季は16試合に出場してトップ10入りがなく、苦しい戦いが続いている上田も優勝が狙える位置につけた。米ツアー2勝だが、いずれも日本が舞台のミズノクラシック。日本以外の地でのツアー初優勝の絶好のチャンスを生かすべく、2日目以降のプレーに気合を入れている。

 美香、ヨー・スヨン(韓)と並ぶ3位タイに、これが米ツアーデビューとなる17歳のアマチュア、ミン・リー(台)がつけて話題を呼んでいる。ロレックスランク(女子世界ランク)No.1の母国の先輩、ヤニ・ツェン(台)との練習ラウンドで多くを学んでの好発進だ。「ヤニは私のアイドル。練習ラウンドでは本当に多くのことを教えてくれた」と初々しい笑顔を見せたが、そのツェンは7オーバー78の66位タイとまさかの大出遅れ。巻き返しにかける。

 その他の主な選手は、クリスティー・カー(米)が藍、上田と並ぶ8位タイ、インビー・パーク(韓)、ポーラ・クリーマー(米)、レクシー・トンプソン(米)が2アンダー69で15位タイとまずまずのスタートを切っている。シャンシャン・フェン(中)、ステイシー・ルイス(米)が1アンダー70で24位タイ、申智愛(韓)はイーブンパー71で39位タイで初日を終えた。

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