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I.パーク逆転V! 賞金女王にまっしぐら ダブル宮里は9位タイ

2012/10/14 19:40
I.パーク逆転V! 賞金女王にまっしぐら ダブル宮里は9位タイ
韓国勢同士の優勝争いを制し今季ツアー2勝目を挙げたI.パーク。(写真提供:AP/アフロ)

 

 連覇を狙ったチェ・ナヨン(韓)をサンデーバックで逆転したインビー・パーク(韓)が韓国勢同士の優勝争いを制し今季ツアー2勝目を挙げた。

 米女子ツアーのアジアシリーズ初戦、サイム・ダービーLPGAマレーシア(マレーシア、クアラルンプールG&CC)は現地時間14日、最終ラウンドの競技を終了。初日から首位を走ったチェに2打差の単独2位からスタートしたパークが6バーディ、2ボギーの4アンダー67をマークし、通算15アンダーで逆転優勝を飾った。

 出だし直後2番、3番の連続バーディで波に乗ったパークは、チェに2打差のまま折り返した後半、10番から14番までの5ホールで4バーディを奪って一気にチェを逆転。上がり3ホールはピンチの連続ながらしぶといプレーで凌ぎ切りエビアン・マスターズに続く今季2勝目をゲットした。

 日米両ツアーを股にかけて活躍を続けるパーク。日本では4月以降、アメリカでは6月のウェグマンズLPGA選手権以降トップ10を外しておらず目下米ツアーの賞金ランキング1位。しかしさすがのパークも勝負がかかった終盤は緊張からかショットが曲がり、16番ではバンカーから1打で脱出できず4打目でもまだグリーンをとらえることが出来なかった。しかしさすがは平均パットランキング1位。カラーからの第5打をチップインして値千金のパーを拾う。

 続く17番パー3ではティーショットがラフにめり込むアンラッキーもあってパーセーブならず。しかし追いかけるチェも第1打もバンカーの縁に刺さってアンプレアブル。そこでチェがダブルボギーを叩いたためパークは3打リードで最終18番を迎えることに。

 だが楽勝ムードの18番でもパークはティーショットを大きく右に曲げ、セカンドがバンカーにつかまる大ピンチ。池絡みのフィニッシングホールで新たなドラマが生まれるかと思われたが、サードショットをきっちりグリーン奥のカラーに運んでボギーフィニッシュ。本来ならウイニングパットは他の2人がホールアウトしてからと慣例で決まっているが、それさえ忘れるほどの緊張ぶりでさっさとパットを沈めてしまったパークにチェも苦笑いを隠せなかった。

 結局チェは最終日イーブンパー71に終わり、2打差の単独2位でフィニッシュ。通算12アンダー単独3位にカリー・ウェブ(豪)、通算11アンダー単独4位にカトリオーナ・マシュー(スコットランド)の両ベテランが食い込んだ。

 3日目まで優勝戦線に絡んでいた日本勢は、最終日スコアを伸ばすことが出来ずに後退。4位タイにつけていた宮里藍は14番のトリプルボギーが響き1オーバー72とスコアを落とし、通算7アンダー9位タイで4日間の競技を終了。宮里美香も藍がトリプルボギーを叩いた14番をダブルボギーとするなどイーブンパー71止まり。通算7アンダーで前日の6位タイから9位タイに順位を落とした。また上田桃子は2バーディ、4ボギーの2オーバー73を叩いて通算2アンダーで単独29位に終わっている。

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