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WGCシリーズ最終戦 A.スコット、L.ウーストハウゼンが首位並走!

2012/11/02 10:05
WGCシリーズ最終戦 A.スコット、L.ウーストハウゼンが首位並走!
WGC-HSBCチャンピオンズ初日。A.スコット(写真)とL.ウーストハウゼンの2人が7アンダー65をマークし、首位タイ発進を切った。(写真提供:AP/アフロ)

 

 世界ゴルフ選手権(WGC)らしい戦いが、シリーズ最終戦となるWGC-HSBCチャンピオンズ第1ラウンド(現地時間1日/中国、ミッション・ヒルズGC オラサバルC)で繰り広げられている。

 78人だけが出場を許された同大会は、パー5が5つあるレイアウトのコースが舞台。このアドバンテージを最大限に生かし、そのすべてでバーディを奪ったルイス・ウーストハウゼン(南ア)と、1つでイーグル、4つでバーディのアダム・スコット(豪)の2人が7アンダー65で首位を並走している。

 1打差でこれを追うのがフィル・ミケルソン(米)、ブッバ・ワトソン(米)、ピーター・ハンソン(スウェーデン)、シェーン・ロウリー(アイルランド)の4人。さらに5アンダー67の7位タイにダスティン・ジョンソン(米)、プロム・ミーサワット(タイ)が続き、連覇を狙うマーティン・カイマー(独)と世界ランキングNo.3のルーク・ドナルド(英)らが4アンダー68の9位タイにつけている。

 現在、世界ランクNo.6のスコットだが実は今季未勝利。全英オープンでは最終日の残り4ホールで自滅し、アーニー・エルス(南ア)に逆転負けを喫した。後一歩のところで逃した初めてのメジャータイトル。この悔しさを糧にさらにレベルアップを目指してきた。「パー5のアドバンテージを生かすのが僕のゲームプラン。できれば踏ん張って、ずっとリーダーでいたいね」とV宣言まで飛び出した。

 一方のウーストハウゼンは、パー5のティーショットがカギだと明言。「そこでフェアウェイキープが出来れば、セカンドはアイアンか5Wあたり。それならチャンスにつけられる」とニヤリ。こちらもやる気満々だ。

 また、1打差で3位タイにつける面々も元気いっぱいだ。この日の最終ホールとなった9番パー5で約7.5メートルのイーグルパットを決めたミケルソンは、「イーグルで終わるのは最高だね。バーディが取りたいと思っていただけなのに。今日落ち着いていられたのは、すべてのホールでフェアウェイをとらえるほどドライバーショットがよかったから」と、安定したショットに胸を張った。

 ミケルソンと同じ3位タイのハンソンは、先週の欧州ツアー、BMWマスターズで優勝したばかり。高額賞金大会で連覇できれば、ローリー・マキロイ(北アイルランド)を抜いて同ツアー賞金ランキング首位に立つことになる。好調さを維持してラストスパートに突入するつもりだ。

 6人が参戦している日本勢は、池田勇太がエルス、リー・ウェストウッド(英)らと並び2アンダー70で19位タイ。そのほか小林正則がイーブンパー72で34位タイ、藤田寛之と高山忠洋が1オーバー73の46位タイで初日の競技を終えた。武藤俊憲が2オーバー74で56位タイ、日本オープンゴルフ選手権競技覇者の久保谷健一は5オーバー77の70位タイと出遅れている。

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