「日本のギャラリーは世界一」とA.スタンフォード

　国内で行われる唯一の米女子ツアー公式戦ミズノクラシック（三重県、近鉄賢島カンツリークラブ）。第2ラウンドを終え3位タイにつけたアンジェラ・スタンフォード（米）が「日本のギャラリーは素晴らしい！」と感嘆の声をあげた。

　文化の日（3日）に行われた第2ラウンド。会場には多くのギャラリーが詰めかけすべてのホールをぐるりと取り囲んだ。その光景にスタンフォードは「本当に感激しました。日本でプレーするのは2度目ですが、ギャラリーの素晴らしさといったら！　人数も凄かったけれど、ギャラリーのゴルフに対する造詣の深さに感動しました。日本のプレーヤーに対する応援の方がちょっとだけ大きかったけれど、でもすべてのプレーヤーに温かい拍手をくださって雰囲気が本当に最高。皆さんの声援のおかげで気持ち良くプレーさせてもらっています」と感激の気持ちを述べた。

　かつて岡本綾子が全盛期だった頃、優勝争いしていた外国人選手がボギーを叩いたのを見て「ナイスボギー」と声を挙げたギャラリーがいた。「そんなことを言うのはフェアじゃない。悲しい」と当時岡本は涙を浮かべたが、それも今は昔。日本のゴルフファンのゲームに対する理解力とギャラリーのマナーは確実に向上している。