S.ピーターセンら3人が首位発進　賞金女王争いの2人は16位タイ並走

　絶好調のスーザン・ピーターセン（ノルウェー）が米女子ツアー最終戦、CMEグループ・タイトルホルダーズ（フロリダ州、ツインイーグルスGCイーグルC）でも好発進を切った。

　シーズン大詰めのLPGAハナバンク選手権、サンライズLPGA台湾選手権で2週連続優勝を飾ったピーターセンは初日を6アンダー66でプレー。リュウ・ソヨン（韓）、ヨー・スヨン（韓）の2人と並ぶ首位タイに立った。

　先週のロレーナ・オチョア招待では12位タイだったピーターセンだが好調さはキープ。「まだいっぱいプレーしなくちゃならないからあまり考え過ぎないようにしている。でも、アジアで2勝してから肩の荷が下りた気がする」と、リラックスして有終の美を飾ろうとしている。

　1打差の4位タイでクリスティー・カー（米）、チェ・ナヨン（韓）、リンジー・ライト（豪）、カリーン・イシャー（仏）の4人が追走。さらに1打差の8位タイで全英リコー女子オープン優勝の申智愛（韓）もつけており、混戦必至の様相を見せている。

　賞金女王タイトルを争うインビー・パーク（韓）とステイシー・ルイス（米）の2人は、いずれも2アンダー70で回り16位タイを並走。プレーヤー・オブ・ザ・イヤー（年間最優秀選手賞）にすでに輝いているルイスは最後に逆転できればダブルタイトル獲得を達成する。それでも、パークとの差は大きく、優勝を手にして優勝賞金50万ドル（約4,000万円）を獲得しなければならないとあって、巻き返しに必死になるはずだ。

　日本勢は、宮里藍が2アンダー70で16位タイ、宮里美香が1アンダー71で26位タイとそこそこの初日となった。

　その他の主な選手は、ウェグマンズLPGA選手権優勝のフォン・シャンシャン（中）が2アンダー70で16位タイ、レクシー・トンプソン（米）が1アンダー71で26位タイ。ポーラ・クリーマー（米）がイーブンパー72で36位タイ、ロレックスランキング（女子世界ランキング）No.1のヤニ・ツェン（台）は3オーバー75で63位タイと出遅れた。ミッシェル・ウィー（米）は9オーバー81を叩いて最下位の単独73位で初日の競技を終えている。