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B.ゲイ、3人によるプレーオフ制し4年ぶり復活V!

2013/01/21 11:28
B.ゲイ、3人によるプレーオフ制し4年ぶり復活V!
米男子ツアーのヒューマナ・チャレンジ最終日。通算25アンダーまで伸ばしたブライアン・ゲイ(米)が3人によるプレーオフを制し、4年ぶりのツアー通算4勝目を達成した。(写真提供:AP/アフロ)

 

 後続を5打リードして最終日を迎えたスコット・スターリングス(米)の自滅で混戦模様となった米男子ツアー第3戦で本土初戦のヒューマナ・チャレンジ最終ラウンド(現地時間20日/カリフォルニア州、PGAウエストのパーマーC)。3人によるプレーオフを制したのは4年近く勝星に見離されていたブライアン・ゲイ(米)だった。

 前日までパームスプリングスに点在する3コースを舞台にプロアマ形式で行われていた同大会は最終日、プロのみが18ホールの決勝ラウンドを敢行。通算25アンダーまで伸ばしたゲイ、チャールズ・ハウエルIII(米)、ルーキーのデビッド・リングマース(スウェーデン)の3人が首位に並び決着はプレーオフにもつれ込んだ。

 池がらみの18番パー5で行われたサドンデス1ホール目。第2打を池に入れたリングマースがまず脱落し、前週のラッセル・ヘンリー(米)に続くルーキーによる2連勝の可能性が消滅。続く10番パー4での2ホール目、ティーショットが右のラフにつかまったハウエルIIIは残り162ヤードの第2打をグリーン奥のバンカーに打ち込み、フェアウェイセンターから第2打(145ヤード)を放ったゲイはピンそば2メートルにぴたり。バンカーショットも寄らず、パーセーブを逃したハウエルIIIに対しゲイは真ん中からバーディパットを捩じ込み4年ぶりツアー通算4勝目を達成した。

 夕闇迫るカリフォルニアで復活Vを挙げ久々にトロフィを掲げたゲイは「アグレッシブなプレーを心がけた」と9アンダー『63』と爆発した最終日を振り返った。昨シーズンはスイング改造の後長らく低迷。賞金ランクでもシードギリギリまで落ち込み「苦しかった」と打ち明ける。だが苦しかった過去もこの勝利で帳消しに。「信じられない」という言葉を感慨深げにつぶやいたゲイの姿が印象的だった。

 一方、逃げ切りVが期待されたスターリングスは7番で30センチを外してボギー。パーで凌げばプレーオフに残ることが出来た最終18番ではセカンドショットを池に入れ、パーセービングパットもほんのわずかにカップの淵を抜けてボギー。通算24アンダーはジェームス・ハーン(米)とともに4位タイにとどまった。

 尚、同ツアー本格参戦1年目の石川遼はシーズン初戦で予選落ちを喫し、昨年のクォリファイング・トーナメント(QT)ファイナルステージをトップ通過したドンファン(韓)は通算12アンダー72位タイにとどまった。また西海岸シリーズを得意としているフィル・ミケルソン(米)は2日連続6アンダー66をマークし通算17アンダー37位タイに終わったが「来週(ファーマーズ・インシュランス・オープン)に向け収穫の多い一週間だった」とこの経験を次週に繋げることを胸に誓った。

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