タイガー、石川が揃って20位タイ発進!!

　タイガー・ウッズ（米）が得意コースでまずまずのスタートを切った。

　米男子ツアー今季第4戦、ファーマーズ・インシュランス・オープンは現地時間24日、カリフォルニア州、トリーパインズGCのノースコース（NC）、サウスコース（SC）を舞台に第1ラウンドの競技を終了。7アンダー65でプレーしたディフェンディング・チャンピオンのブラント・スネデカー（米／NC）、崔京周（韓／SC）が首位タイを並走、チャールズ・ハウエルIII（米／NC）、マイク・ウィアー（カナダ／NC）、ロス・フィッシャー（英／NC）ら8人が1打差で追いかける展開となっている。

　そんな中、タイガーはサウスコースをプレーして13番まで6アンダーと貫禄を見せていたが、上がり5ホールで2つのボギーを叩いて4アンダー68。20位タイでこの日を終えた。しかしながら、同コースでは大会がビュイック・インビテーショナルと呼ばれていた頃から6勝を挙げているタイガー。さらに同じコースで行われた2008年全米オープンでもロッコ・メディエート（米）と19ホールに及ぶ激戦の末に優勝している。2日目以降のチャージを本人も、周囲も期待しているに違いない。

　米ツアーを主戦場にして2戦目の石川遼はノースコースをプレーして5バーディ、1ボギーの4アンダー68。タイガーと同じ20位タイと好スタートを切っている。

　西海岸の本拠地にコースから車で約30分のカールスバッドを選んだ石川。新たに契約を結んだキャロウェイゴルフのテストセンターとは10分しか離れていないこともあり、快適な環境を生かしている。「今日の目標は達成した。今週、ここでプレーして来週は（アリゾナ州）フェニックス。その後は休みだからまた戻って来てキャロウェイセンターで練習できる」と笑顔を見せた。

　日本での注目度が高いことについて尋ねられると「ここではショッピングに行って歩くことが簡単にできる。日本ではそれも難しい」と笑い、のびのび過ごせていることもアピール。「明日もこれに続きたい」と優勝に向けて意欲を見せた。

　久々の地元大会制覇に燃えているフィル・ミケルソン（米／NC）はイーブンパー72の90位タイと大きく出遅れている。