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藍、3打差18位タイ好発進! 初出場の森田は38位タイ

2013/08/02 09:11
藍、3打差18位タイ好発進! 初出場の森田は38位タイ
3アンダー69で回り首位に3打差の18位タイと好スタートをきった宮里藍。(写真提供:AP/アフロ)

 

 宮里藍が初のメジャータイトルに向けて好スタートを切った。

 米女子ツアー今季メジャー第4戦、第37回 全英リコー女子オープンが現地時間1日、ゴルフの聖地セントアンドリュース オールドC(スコットランド)を舞台に開幕。第1ラウンドは6アンダー66をマークしたモーガン・プレッセル(米)、カミラ・レナース(スウェーデン)の2人が首位を並走。ステイシー・ルイス(米)、チェ・ナヨン(韓)、全美貞(韓)ら7人が1打差の3位タイで追走している。

 さらに1打差の10位タイにポーラ・クリーマー(米)、カトリオーナ・マシュー(スコットランド)ら8人が続いているが、藍は3アンダー69で回って18位タイ。首位に3打差と念願のメジャータイトル獲得が十分に狙える位置につけた。

 早朝は小雨だったが、午後からは青空の見える好コンディション。天候の変わりやすいスコットランドのリンクスにあっては、スコアを伸ばす絶好のチャンスとあって、誰もが積極的なゴルフを見せた。

 藍もその例に漏れず快調にプレーした。2番で8メートル、6番で2メートル、8番でも2メートルと次々とバーディパットを沈めて順調なスタート。9番、10番でもバーディを奪い、5アンダーまでスコアを伸ばしたものの、13番でダブルボギーを叩く。その後は粘り強くパーを重ねて3アンダー69で初日の競技を終えた。

 それでも、初出場の2004年から10度目の大会出場とあって、何があっても動じない強さを身につけている。いいショットをしてもキック次第でピンチに見舞われたり、ミスショットがラッキーな結果になることも多いリンクスでのプレーをわかっているだけに、白い歯を見せる。「そういうものを楽しんでやらないと」と話して聖地の神様を味方につけるつもりでいる。

 藍と同じ18位タイにいるのが上原彩子と佐伯三貴だ。今季から米ツアーを主戦場に戦う上原はショットが冴えて4バーディ、1ボギー。今季、国内女子ツアーで2勝している佐伯は3バーディ、ノーボギーといずれも自分のゴルフをしっかり貫いている。

 大会初出場ながら、国内ツアーで活躍中の森田理香子、比嘉真美子の2人は2アンダー70で38位タイとまずまずのプレーを見せた。練習ラウンドでは緊張のあまりいきなりトップした森田だが、この日は早朝第1組でのスタートを楽しんだ。見事なドライバーショットを披露すると、1メートルにピタリとつけてバーディ発進。3番バーディの後は、12番ボギー、13番ダブルボギーで1オーバーまでスコアを落としたが、ここからが粘り強かった。

 14番から3連続バーディを奪うなどしっかりと立て直して2アンダーでフィニッシュ。「上出来です」と、無邪気な笑顔をのぞかせた。

 その他の日本勢は、横峯さくら、宮里美香が2オーバー74で104位タイ、有村智恵、上田桃子が3オーバーで120位タイと出遅れている。

 尚、メジャー4連勝を狙うインビー・パーク(韓)は藍と同じ3アンダー69の18位タイと好位置につけている。

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