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佐伯2イーグルで単独2位浮上! 藍、痛恨『9』で予選落ち

2013/08/03 07:53
佐伯2イーグルで単独2位浮上! 藍、痛恨『9』で予選落ち

 

 佐伯三貴が神がかり的なゴルフでリーダーボードを駆け上がった。

 米女子ツアー今季メジャー第4戦、第37回 全英リコー女子オープンは現地時間2日、ゴルフの聖地セントアンドリュース オールドC(スコットランド)を舞台に第2ラウンドの競技を終了。首位に3打差の18位タイからスタートした佐伯がパー4で2イーグルを奪うなど6アンダー66の好スコアをマーク。通算9アンダーとし、単独トップのチェ・ナヨン(韓)に1打差の単独2位に躍り出た。

 早朝にスタートした佐伯は出だしの1番でバーディを奪う幸先の良い滑り出し。2番をボギーとすると3番バーディの後の4番パー4で、8番アイアンで放った第2打が直接カップに吸い込まれイーグル奪取に成功。満面の笑みでラッキーを喜んだ佐伯だが、イーグルはその1つだけではなかった。

 今度は7番パー4の残り108ヤードの第2打がまるで磁石に引き寄せされるようにカップイン。第2打地点からグリーンは見えず、周囲から「入った」と告げられると「え? 私…?」と一瞬戸惑いの表情を浮かべた後、うれしい誤算に「ワオ!」と感嘆の声が飛び出した。結局この日は2イーグル、4バーディ、2ボギーの内容でこの日のベストスコアを叩き出した。

「(パー4でイーグル2つは)初めてです。歴史ある舞台、そしてこれがセントアンドリュースで行われているメジャーであるということを考えると、人生最高のゴルフが出来たと思います」と声を弾ませた佐伯。同じセントアンドリュースで開催された6年前の2007年には最終日に『67』の猛チャージで7位タイに食い込んだ実績もある。

「チャンス? あると思います」と日本勢36年ぶりのメジャー制覇に照準を合わせた佐伯。週末のプレーが大いに楽しみになってきた。

 一方、メジャー初挑戦の19歳、比嘉真美子も大健闘。第2ラウンドを3バーディ、ノーボギーの3アンダー69で回り、通算5アンダーで初日の38位タイから8位タイに急浮上。上原彩子はスコアを2つ落としたものの、通算1アンダー30位タイ。宮里美香と森田理香子はカットラインぎりぎりの通算1オーバー59位タイで決勝ラウンド進出を決めている。

 ところが、佐伯と同じ18位タイからスタートした宮里藍にとってこの日は悪夢の1日となってしまった。出だしから再三バーディチャンスにつけながらパットが決まらずスコアカード通りのプレーが続くと、8番パー3で遂に我慢し切れずボギーが先行。12番ボギーの後迎えた13番パー4で厄介なバンカーにつかまり、脱出に手間取って痛恨の『9』を叩いてしまう。以降、時に7〜8メートルのパーパットを沈めるなど粘りに粘って上がり5ホール連続パーで締めくくったが、バーディは1つも奪えず7オーバー79。通算4オーバー83位タイで無念の予選落ちを喫した。

 また、初日出遅れた横峯さくらは通算6オーバー104位タイ、上田桃子は通算7オーバー119位タイ、有村智恵は通算9オーバー133位タイの下位でそれぞれ予選敗退が決まっている。

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