ツアーニュース

J.ダフナー、2年前の雪辱果たしメジャー初V! 松山19位タイ

2013/08/12 09:04
J.ダフナー、2年前の雪辱果たしメジャー初V! 松山19位タイ

 

 2年前自滅して勝利を逃した因縁の大会でジェイソン・ダフナー(米)がメジャー初勝利を飾った。

 米男子ツアー今季メジャー最終戦、第95回 全米プロゴルフ選手権は現地時間11日、ニューヨーク州のオークヒルCCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。この日単独2位からスタートしたダフナーが4バーディ、2ボギーの2アンダー68にスコアをまとめ、通算10アンダーの今季メジャー記録(スコア)を叩き出し、前日のトーナメントリーダー、ジム・フューリック(米)に2打差をつけシーズン初、ツアー通算3勝目を挙げた。

 最後までポーカーフェースを崩さなかったダフナー。短いボギーパットを沈めて優勝を決めた後も、感情を表に出さずに小さなガッツポーズ。素っ気ない表情の彼が相好を崩したのは、昨年結婚したばかりのアマンダさんとグリーンサイドで抱き合ってから。さらに一昨年のこの大会でプレーオフを戦い勝利を譲った相手キーガン・ブラッドリー(米)に祝福を受けるとメジャー勝利の実感がこみ上げてきたようだ。

 2日目にメジャー最少ストローク(タイ)の『63』をマークし歴史にその名を刻んだダフナーは、特大の優勝トロフィを掲げると「まだ勝てたことが信じられません」と感無量。2年前は最終日の終盤までトーナメントをリードしながら、上がり4ホールで3連続ボギーを叩いてブラッドリーに追いつかれ、プレーオフで敗れて涙をのんだ。しかしこの日は5番、8番、16番でピンそば50センチ以内につけるスーパーショットを披露しミスを最小限に抑えるメジャーに相応しいプレーを貫き先頭でゴールを駆け抜けた。

 これには単独2位に終わったフューリックも「自分も決して悪いプレーではなかったけれど、ジェイソン(ダフナー)のプレーが素晴らしかった」と脱帽だった。

 逆転勝利を狙ったヘンリック・ステンソン(スウェーデン)は通算7アンダーで単独3位に終わり、この日ベストスコアの65をマークしたスコット・ピアシー(米)が通算5アンダーでアダム・スコット(豪)と並び5位タイに飛び込んだ。

 またローリー・マキロイ(北アイルランド)はスコアを伸ばせず通算3アンダー8位タイ。最終組がスタートする前にホールアウトしていたタイガー・ウッズ(米)は通算4オーバー40位タイにとどまった。

 日本勢は松山英樹が後半4連続バーディを奪う猛攻で4アンダー66をマーク。通算1アンダーは前日の38位タイから19位タイに順位を上げ4日間の競技を終了。来季のシード権をほぼ手中に収めている。

 一方、21位タイから上位進出を目指した石川遼は2オーバー72と崩れ、通算2オーバー29位タイ。尚、藤田寛之、井戸木鴻樹は予選落ちに終わっている。

関連記事

  1. my caddie
  2. ツアーニュース
  3. J.ダフナー、2年前の雪辱果たしメジャー初V! 松山19位タイ
×