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プレーオフシリーズ初戦は順延 タイガー暫定7位タイ

2013/08/23 11:04
プレーオフシリーズ初戦は順延 タイガー暫定7位タイ
前日に首を痛めたことを感じさせないプレーで4バーディを奪取。暫定ながら7位タイの好位置を確保した。(写真提供:AP/アフロ)

 

 米男子ツアーのフェデックスカップ・プレーオフシリーズ第1戦 ザ・バークレイズ(現地時間22日/ニュージャージー州リバティ・ナショナルGC)第1ラウンドは、豪雨による6時間の中断の末、日没サスペンデッドが決定した。

 そんな中、フェデックスカップポイントランキング首位で大会に臨んだ本命のタイガー・ウッズ(米)が、4アンダー67の暫定7位タイでフィニッシュ。首の負傷で大会前日のプロアマを途中からショートゲームだけに限定したことで本番への影響が心配されていたものの、この日はスタートからホールアウトまでおよそ11時間かかり、疲れ切った表情だった。

「明日はきっと多くても9ホールぐらいしか回れないから楽だけど、土曜日(24日)はマラソンみたいな長い一日になるだろう。でも日曜日(25日)に終わるんだからね」とゆったりと構えてタイトル奪取に照準を定めた。

 一方、タイガーを抑えて暫定ながらトーナメントをリードしたのがケビン・スタドラー(米)だった。早い時間のスタートだったにもかかわらず、ホールアウトしたのは夕暮れ間近。「明日は何時にスタートできるかわからない。きっと遅くなるだろう。でも(今日ホールアウトできたから)長い一日になるよりはずっといいよ」と先にホールアウトしたアドバンテージを強調した

“セイウチ”と呼ばれた1982年マスターズ王者で人気者の父・クレイグそっくりの風貌だが、33歳になった今でもツアー未勝利。今大会にはフェデックスカップポイントランク87位で出場しており、緊張感の漂う戦いが続いている。1打差の暫定2位タイからライアン・パーマー(米)、ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、カミロ・ビジェガス(コロンビア)らが追走し、半分以上の選手がホールアウトできなかった激戦はまだまだ気が抜けないが、悲願の初優勝を虎視眈々と狙っている。

 そのほか上位勢は、マット・クーチャー(米)、ジェイソン・デイ(豪)が5アンダー66でホールアウトして暫定5位タイにつけ、チャール・シュワーツェル(南ア)、ジャスティン・ローズ(英)、ジェフ・オギルビー(豪)が3アンダー68で暫定14位タイ。連覇を狙うセルヒオ・ガルシア(スペイン/6ホール終了)は、ルーク・ドナルド(英/7ホール終了)、ダスティン・ジョンソン(米/6ホール終了)などと並ぶイーブンパー暫定61位タイに続いている。

 レギュラーシーズンのフェデックスカップポイントランキング125位までの選手だけが出場を許されたエリート決戦。大会終了後の同ランキング100位までしか第2戦のドイツ銀行選手権(30日〜9月2日/マサチューセッツ州TPCボストン)には出場できないサバイバルレースであり、第1ラウンドの続きがまだまだ残る2日目以降も目の離せない戦いが続く。

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