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メジャー最終戦が開幕! 日本勢は4人が参戦

2013/09/12 10:49
メジャー最終戦が開幕! 日本勢は4人が参戦
2009年、2011年大会に次ぐ同大会3勝目を狙う宮里藍は、P.クリーマー&申智愛とのペアリングで第1ラウンドに挑む。(写真提供:AP/アフロ)

 

 米女子ツアー9勝を誇る宮里藍が、2009年に記念すべき同ツアー初優勝を飾った舞台へ戻ってくる。

 現地時間12日に開幕するエビアン選手権(仏/エビアン・リゾートGC)は、今季からメジャー大会へ昇格。名称も昨季までのエビアン・マスターズから変更され、シーズン最後のメジャー大会となった。

 この地で挙げた初優勝をきっかけに大きく成長した藍は、その後ロレックスランキング(女子世界ランキング)No.1に上り詰めると、2011年大会でも再び白星をマーク。ツアーをけん引する選手の一人として、世界中にその名を知らしめた。それだけにメジャー大会となった今季、目指すのは当然1977年の全米女子プロゴルフ選手権に勝った樋口久子以来、日本勢2人目のメジャータイトル奪取だ。

 一方、優勝候補筆頭はやはり現在ロレックスランク不動のトップに君臨するインビー・パーク(韓)だろう。昨季大会ではホール・オブ・フェイマー(世界ゴルフ殿堂入り選手)のカリー・ウェブ(豪)、現在同ランク2位のステイシー・ルイス(米)相手に優勝争いを演じ、持ち味のパッティングを武器に2人に2打差をつけ2008年全米女子オープン以来、4年ぶりのツアー通算2勝目を飾った。この勝利で一気に自信をつけ、そのまま賞金女王のタイトルも奪取。今季はメジャー3連勝など圧倒的な強さを誇るが、そのきっかけのなったのがこの大会だった。

 メジャー4連勝がかかった先の全英リコー女子オープンでは優勝争いに絡めなかったものの、今大会に勝てば年間メジャー4勝という偉業を達成することになる。1シーズンにメジャーが5つという事態には賛否両論があっても、パークの強さに変わりはない。大記録を前にした重圧は想像以上のはずだが「プレッシャーは以前にもう感じていたから、今週はそれほど大きいとは思っていない。大きなプレッシャーは経験済みだから、心地よく感じている」と笑顔で言い切った自信満々のパークが挑む大記録。どんな戦いが行われるのか楽しみだ。

 シーズン最後のメジャー大会とあって、ルイス、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)のロレックスランキング上位勢はもちろん、ポーラ・クリーマー(米)、クリスティー・カー(米)、ウェブ、フォン・シャンシャン(中)、ヤニ・ツェン(台)、レクシー・トンプソン(米)、カトリオーナ・マシュー(スコットランド)ら実力者がそろって参戦。アマチュアながらCNカナディアン女子オープン連覇という強さを見せたリディア・コ(ニュージーランド)もビッグタイトルに向けて虎視眈々と挑む。

 藍以外の日本勢は、連覇がかかる国内ツアーの日本女子プロゴルフ選手権大会コニカミノルタ杯に出場する有村智恵を除く、宮里美香、上田桃子、上原彩子が出場。メジャー昇格となって初の栄冠獲得を狙っている。

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