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好調日本勢、美香が単独首位発進! 藍&I.パーク出遅れ

2013/09/14 04:08
好調日本勢、美香が単独首位発進! 藍&I.パーク出遅れ

 

 大会連覇と今季メジャー4勝目を狙うインビー・パーク(韓)が出遅れる中、宮里美香が単独トップと絶好の滑り出しを見せた。

 米女子ツアー今季メジャー最終戦のエビアン選手権はコース改造で生まれ変わったフランス、エビアン・リゾートGCを舞台に現地時間13日、荒天によるコースコンディション不良のため順延となった第1ラウンドの競技を行い、7バーディ、1ボギーの6アンダー65をマークした美香が、スーザン・ピーターセン(ノルウェー)、朴セリ(韓)、サンドラ・ガル(独)の2位タイグループに1打差をつけ単独首位に立った。

 以下、4アンダー67の単独5位にクリスティーナ・キム(米)が続き、アマチュアのリディア・コ(ニュージーランド)が3アンダー68でカリー・ウェブ(豪)、ミッシェル・ウィー(米)らと並び6位タイの好発進。さらに1打差(2アンダー69)の10位タイに上原彩子、ステイシー・ルイス(米)らがつけ、上田桃子も1アンダー70で20位タイとまずまずのスタートを切っている。

「皆同じことを思っていると思いますが、(コース改造で)私たちが知っているコースよりずっと距離が伸びています。しかも昨日の雨で下が柔らかく、さらに距離が長く感じて難しかったです」というのは美香に1打差の2位タイにつけた朴。その言葉が物語るように、決してロングヒッターではない美香にとって、コンディション的には易しくはなかったはず。だが持ち前のショットが冴えた上、今シーズンここまで苦労してきたパットが鮮やかに決まり、ただひとりリーダーボードの最上段に名を連ねた。

 新キャディに起用した元・石川遼のエースキャディ、加藤大幸氏とのコンビも抜群。日本勢としては1977年の樋口久子以来、36年ぶりのメジャー制覇に向けこれ以上ない展開だ。

 一方、相性の良いはずの大会でエース・宮里藍は出遅れた。序盤からパットが決まらずボギーを先行させると後半3連続ボギーを叩くなどズルズルと後退し、15番パー5でこの日初のバーディを奪ったものの続く16番、17番で連続ボギー。それでも最終18番をチップインバーディで締めくくり溜飲を下げたが4オーバー75は85位タイ。悲願のメジャー制覇に早くも黄信号が灯った。

 また、ディフェンディング・チャンピオンのパークが2番でパットを打つ際、構えたときにボールが動くアクシデントに見舞われ1打罰を受けて、そのホールをダブルボギーとすると、なかなか本来のペースをつかむことが出来ずに3オーバー74と崩れ71位タイと大きく出遅れている。

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