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ルーキーイヤーに大活躍したJ.スピース

2013/09/25 12:32
ルーキーイヤーに大活躍したJ.スピース

 

 ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)の欧州勢初となる年間王者決定で幕を閉じた2013年米男子ツアーだが、それ以上に光っていたのがルーキーのジョーダン・スピース(米)の活躍ぶりだった。

 ダラス出身でテキサス大時代に3勝の実績を持ち、チームがNCAA選手権で優勝した時の原動力となったスピース。同大在学中の2012年全米オープンにブラント・スネデカー(米)欠場により繰り上げ出場権を獲得する。このチャンスを生かして21位タイとなったのが効いて、世界アマチュアランキングNo.1となった。2年生だった2012年12月にプロ転向。今年序盤は下部のウェブ・ドットコム・ツアーで2試合プレーした。3月のレギュラーツアー、プエルトリコ・オープンで2位タイとなると、同月のタンパベイ選手権でも7位タイとなり、スペシャル・テンポラリー・メンバー(特別一時会員)の資格を取得。翌週からツアーにほぼフル参戦できるようになった。

 7月のジョン・ディア・クラシックでは19歳11か月18日の若さでツアー初優勝を果たす。この優勝で正式メンバーとなると、そのままの勢いでプレーオフシリーズに進出。トップ30までしか出場できない最終戦のツアー選手権でも2位タイに入って、フェデックスカップポイントランキング7位という見事な成績を収めてシーズンを終えた。

 世界ランキングも21位に躍進。プロ転向直後の2012年末には807位だったことを考えれば今年もっとも成長した選手なのは間違いない。来年の活躍が今から楽しみだ。

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