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美香、18番バーディで接戦制す! 日本女子オープン2勝目

2013/10/06 17:13
美香、18番バーディで接戦制す! 日本女子オープン2勝目

 

 国内女子ツアーの今季公式戦第3戦 日本女子オープンゴルフ選手権競技は6日、神奈川県の相模原ゴルフクラブ 東コースを舞台に最終ラウンドの競技を終了。後続に5打差をつけ単独トップでスタートした宮里美香が3つスコアを落としながらも、最終18番でバーディを奪って通算イーブンパーで2010年の同大会以来となるツアー2勝目を手にした。

 前日に独走態勢を築いた美香が余裕の展開を繰り広げるかと思われた最終日だったが、後続との差を「意識した」影響で思わぬ苦戦を強いられた。出だし1番でいきなりボギーを叩きつまずくと、3番、4番で連続ボギーを喫してみるみるうちに後続との差がつまる。

 さらに8番でもボギーを叩いて4オーバーで折り返すと、後半の11番、13番でバーディを奪い返したものの、14番で再びボギー。この時点で共に最終組を回っていた菊地絵理香に並ばれる。さらに15番でもボギーを叩いて2位タイに後退。それでも、16番でパーセーブに成功し首位タイに再浮上した美香は通算1オーバーでトップをキープし最終18番を迎える。

 対する菊地は16番、17番で連続ボギーを喫して通算2オーバーで最終ホールへ。先に通算1オーバーでホールアウトしていた佐伯三貴が首位タイで美香と並ぶ。1つも落とせない状況の中、美香は3オンに成功するもグリーン奥にのせ距離を残す。外せば佐伯とのプレーオフ。プレッシャーのかかる中放った下りの難しいバーディパットは、絶妙なタッチと距離感でカップに吸い込まれガッツポーズ。自身2度となる日本最高峰のタイトルをつかんだ。ホールアウト後「ゴルフってこんなに難しいものかなと思った」とこの日の前半を振り返った美香だが、「最後まで諦めないで信じて良かった。本当にうれしいです」と、目を真っ赤にしながら3年ぶりの勝利を喜んだ。尚、日本女子オープンの複数回優勝は史上9人目。

 その他上位陣は、佐伯と18番でバーディを奪った菊地が通算1オーバーで2位タイ。通算2オーバー4位タイに森田理香子、野村敏京、申ジエ(韓)、テレサ・ルー(台)の4人が食い込み、通算3オーバー8位タイに横峯さくら、イ・ボミ(韓)、アン・ソンジュ(韓)が入った。

 美香と同じく米女子ツアーから参戦している上原彩子は4アンダー68で回り通算8オーバー単独23位。宮里藍は2つスコアを落として通算16オーバー45位タイで4日間の競技を終えた。

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