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A.チェイカ、悲願のアメリカ初優勝に王手!

2010/08/08 11:25
A.チェイカ、悲願のアメリカ初優勝に王手!

 

 チェコ出身でドイツ国籍のアレックス・チェイカが後続に2打差をつけ、トーナメント開設4年目にして初の海外勢チャンピオンに輝く可能性が広がった。

 米男子ツアーのターニング・ストーン・リゾート選手権(ニューヨーク州アツニョテGC)は現地時間7日、第3ラウンドの競技を終了。前日首位に浮上したチェイカが5アンダー67の好スコアをマークし、通算15アンダーで単独トップの座を守った。

 2打差の2位にはこの日9アンダー63と爆発したクリス・コーク(米)が続き、通算12アンダー単独3位にベテランのビリー・メイフェア(米)。さらに通算11アンダー4位タイにチャールズ・ウォーレン(米)、ビル・ルンデ(米)、ロバート・ギャリガス(米)、クリス・ティドランド(米)がつける展開。

 上がり3ホール連続バーディを奪って単独トップの座を守ったチェイカにとってアメリカでの優勝は悲願。これまで国際大会では通算11勝を挙げているが、アメリカで227試合に出場し未だに勝利がない。トーナメントリーダーで最終日を迎えるのはこれで3度目だが「これまではトップに立つとパットの調子がおかしくなっていた。最終日の序盤でパットに苦しんでいるうちに抜かれてしまった。1つのミスであっという間に坂を転がり落ちることもあるし、3パットを叩けば誰かが後ろから抜いて行くだろう。でも過去の経験で学んだことは多い。経験を生かして明日こそ目標を達成したい」と初優勝に意欲を見せた。少年時代「何が何だかわからず」チェコからドイツに亡命した経験を持つ苦労人が、明日大きなミッションに挑むことになる。

 なお、日本勢の今田竜二と藤田寛之は予選で姿を消している。(STATS-AP)

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