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欧州勢抑えD.ジョンソン首位キープ 藤田&石川微上昇

2013/11/02 17:49
欧州勢抑えD.ジョンソン首位キープ 藤田&石川微上昇
後続に3打差をつけ、WGCシリーズ最終戦の優勝に王手をかけたD.ジョンソン。果たしてバーディ合戦を制するのは?(写真提供:AP/アフロ)

 

 バーディ合戦の様相を呈した上位争い。日本勢はスコアを伸ばしながら、わずかな上昇にとどまった。

 今年から米男子ツアーの賞金ランキング(2013-14シーズン)にも加算されることになった世界ゴルフ選手権(WGC)シリーズ最終戦のWGC-HSBCチャンピオンズは現地時間2日、中国のシャーシャン・インターナショナルGCを舞台に第3ラウンドの競技を終了した。前日コースレコードタイの『63』をマークして単独トップに躍り出たダスティン・ジョンソン(米)がこの日も5連続を含む10バーディを量産。2つのダブルボギーを叩いたものの、6アンダー66をマークし、通算18アンダーで単独首位の座を守った。

 しかし後続も激しい追い上げを見せている。ディフェンディング・チャンピオンのイアン・ポルター(英)が1イーグル、8バーディ(1ボギー)を奪って9アンダー63と爆発し通算15アンダー単独2位に浮上。グラエム・マクドウェル(北アイルランド)も「64」で通算14アンダー単独3位にピタリ。

 初日のトーナメントリーダー、ローリー・マキロイ(北アイルランド)も5アンダー67と決して悪くないスコアながら、通算12アンダーはジャスティン・ローズ(英)らと並ぶ4位タイへ一歩後退。かつて世界ランク1位を経験したこともあるマーティン・カイマー(独)はこの日コースレコードを更新するノーボギーの10アンダー62で通算10アンダー。前日の38位タイから一気に7位タイへジャンプアップしている。

 これだけスコアの伸ばし合いになると多少のアンダーパーでは存在が霞んでしまうばかりか、順位を大きく下げることに。1アンダー71にとどまったアーニー・エルス(南ア)は5位タイから15位タイ(通算7アンダー)に後退、イーブンパー72と精彩を欠いたフィル・ミケルソン(米)は通算5アンダー22位タイまで順位を下げている。

 日本勢は7バーディ、3ボギーの4アンダー68をマークした藤田寛之が通算3アンダーで16ランクアップの33位タイにつけたのが最高。期待の若手・川村昌弘は5バーディ、3ボギーの2アンダー70で回り通算1アンダー44位タイ。これでボギーの数さえ減らせばさらなる上位進出が期待出来そうだ。

 また初日の出遅れが響き下位でのプレーを余儀なくされている石川遼は、17ホール目までに5つバーディを奪って盛り返したが、最終9番のボギーで4アンダー68止まり。通算5オーバーは70位タイにとどまっている。

 尚、松山英樹は第2ラウンドスタート直前に背中痛を訴え棄権を表明。「初日のスコアが良かったので回りたかった。無理すればプレー出来たかもしれないけれど、3日、4日は絶対無理だと思って判断した」と悔しさを滲ませた。

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