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H.ステンソン、2差4位タイ発進で賞金王へ前進!

2013/11/15 11:24
H.ステンソン、2差4位タイ発進で賞金王へ前進!
首位と2打差の4位タイと好発進を切ったH.ステンソン。史上初の欧米年間王者獲得に向け視界は良好だ。(写真提供:AP/アフロ)

 

 ヘンリック・ステンソン(スウェーデン)が“レース・トゥ・ドバイ”と呼ばれる欧州ツアー賞金王争いのライバルたちを尻目に好スタートを切った。

 同ツアーのファイナル・シリーズ最終戦 DPワールドツアー選手権 ドバイが現地時間14日、UAE、フメイラー・ゴルフ・エステイツを舞台に第1ラウンドの競技を終了。6アンダー66でプレーしたアルハンドロ・カニサレス(スペイン)が単独首位に立ち、キラデク・アフィバーンラト(タイ)とマーカス・フレイザー(豪)の2人が1打差でこれを追っている。

 賞金レース2位につけるジャスティン・ローズ(英)に大差をつけて、賞金王に一番近い位置にいるステンソンは4アンダー68で4位タイと好スタート。3アンダー69で7位タイのイアン・ポルター(英/同4位)、2アンダー70で10位タイのローズ、イーブンパー72で27位タイのグラエム・マクドウェル(北アイルランド/賞金ランキング3位)らのライバルたちより良い位置で初日の競技を終えた。

 練習日には右手首の痛みから9ホールのプレーを断念しタイトル獲得に暗雲が漂ったが、この日は「痛みに悩まされることはなかった」と調子はほぼ万全。最終18番パー5でこの日唯一のボギーを叩いたが、「(18番は)疲れてしまった。それ以外は心配もフラストレーションもないラウンド」と笑顔を見せたほどだった。

 米男子ツアーでは大詰めのプレーオフシリーズで4戦2勝。最後の最後でタイガー・ウッズ(米)を逆転して年間王者に輝いており、欧州賞金王とダブル受賞になれば史上初の快挙となる。

 今大会の賞金総額は800万ドル(約7億9,500万円)ととてつもなく大きい。欧州ツアーでは賞金がポイント換算されてタイトル争いが繰り広げられているが、ここで勝てば98万5,487ポイントが得られる。そのため9位のビクトル・ドゥブイソン(仏)までに逆転の可能性があるが、もっともステンソンに近いローズでも最低5位に入らなくてはならない。

 ステンソンと並ぶ4位タイにはジェイミー・ドナルドソン(ウェールズ)とラファエル・カブレラ-ベロ(スペイン)がつけており、7位タイにはポルター、トンチャイ・ジェイディ(タイ)ら。前週のターキッシュ・エアラインズ・オープンでツアー初優勝を飾ったドゥブイソンとフランセスコ・モリナリ(伊)、リー・ウェストウッド(英)、マーティン・カイマー(独)らがローズと同じ10位タイにつけ、復活優勝を狙うローリー・マキロイ(北アイルランド)はマッテオ・マナセロ(伊)らと共に1アンダー71で17位タイ。賞金ランキング60位までの者だけが出場を許された最終戦は、ビッグプライズにふさわしい豪華な顔ぶれの激戦でもある。

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