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R.マキロイ土壇場で惜敗… R.ヘンリー1年ぶり栄冠!

2014/03/03 10:31
R.マキロイ土壇場で惜敗… R.ヘンリー1年ぶり栄冠!
またしても最終日に崩れ、勝利を逃したR.マキロイ。(写真提供:Getty Images)

 

 ローリー・マキロイ(北アイルランド)が土壇場で崩れ4人によるプレーオフにもつれ込む接戦の中、最後に笑ったのは24歳のラッセル・ヘンリー(米)だった。

 米男子ツアーのフロリダシリーズ初戦 ザ・ホンダ・クラシックは現地時間2日、フロリダ州のPGAナショナル・リゾート チャンピオンCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。後続に2打差をつけ単独トップからスタートし、一時通算13アンダーまでスコアを伸ばしたマキロイだったが、サンデーバックナインにまさかの落とし穴が待っていた。

 12番でショットを左に曲げバンカーからのパーセーブに失敗すると“ベアーズトラップ(コースを改修したジャック・クラウスのニックネーム『ゴールデンベア』にちなみニクラウスの罠の意味)”が張り巡らされた16番パー4でティーショットがフェアウェイバンカーにつかまり、そこからグリーン手前の池に落として痛恨のダブルボギー。17番パー3でも再びバンカーからパーをセーブ出来ずにズルズルと後退する。

 すでにその頃、5位タイからスタートしたライアン・パーマー(米)が最終ホールでボギーを叩きながら通算8アンダーでホールアウト。後がないマキロイは18番パー5、渾身のセカンドショットでグリーンをとらえこの日初のガッツポーズを見せたが、イーグルパットは惜しくも外れバーディフィニッシュ。結局通算8アンダーで並んだマキロイ、パーマー、ヘンリー、ラッセル・ノックス(スコットランド)4人によるプレーオフとなった。

 そして迎えたサドンデス1ホール目。昨年ルーキーイヤーの初戦 ソニー・オープン・イン・ハワイで優勝を飾っているヘンリーが、ただひとりバーディを決め1年ぶりツアー通算2勝目を達成。「優勝を狙える位置で戦うのは本当に気分が良い。もっとこういう経験がしたい」と声を弾ませた。奇しくもヘンリーはマキロイとの同級生対決を制したことになる。ちなみに25歳以下で複数回優勝を飾るのは、最近ではマキロイ、ハリス・イングリッシュ(米)、パトリック・リード(米)に続く快挙だった。

 1打差の単独5位にビリー・ハーレーIII(米)が入り、通算6アンダー6位タイにデビッド・ハーン(カナダ)とウィル・マッケンジー(米)の2人。歴代チャンピオンのひとりルーク・ドナルド(英)はセルヒオ・ガルシア(スペイン)らと並び通算5アンダー8位タイで終戦した。アダム・スコット(豪)はマッテオ・マナセロ(伊)らと共に通算4アンダー12位タイに終わっている。

 一方、前日シーズンベストの『65』をマークし、17位タイに浮上していたタイガー・ウッズ(米)は13番までに5つスコアを落とした後、腰痛を理由に棄権。日本勢は松山英樹が第2ラウンドスタート直前に左手親指付け根の故障で棄権、石川遼は決勝ラウンド進出を逃している。

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