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女王・森田は一歩後退… 笠が単独トップ浮上

2014/04/04 18:43
女王・森田は一歩後退… 笠が単独トップ浮上

 

 国内女子ツアーのヤマハレディースオープン葛城は4日、静岡県の葛城ゴルフ倶楽部 山名コースを舞台に第2ラウンドの競技を終了。前日トップの森田理香子はこの日は花散らしの強風に苦しんだ。

 出だしの1番でボギーが先行すると、5番、6番で連続ボギー。9番パー4ではまさかのトリプルボギーを叩いて前半だけで4つもスコアを落としてしまう。後半も13番、14番で連続ボギーを喫した森田。しかし、ここでズルズルといかないのが賞金女王の粘り強さだ。上がり4ホールで3つスコアを伸ばして3オーバー75。通算3アンダーで前日のトップから6位タイに順位を落としたが、首位と3打差の好位置で予選ラウンドを終えた。

 また、この日は森田以外にもスコアを落とす選手が続出した。前週最終日最終ホールのイーグルで劇的なツアー初V、今週も初日を終えて4位タイと好位置につけていた渡邉彩香は、4ボギー、2ダブルボギー、1トリプルボギー(2バーディ)の9オーバー81を叩き、通算5オーバー50位タイまで後退。危うく予選落ちの憂き目にあうところだった。また、前日2位タイの藤田幸希も3つスコアを落として通算2アンダー10位タイに後退している。

 そんな中、この日のベストスコアとなる3アンダー69をマークし単独首位(通算6アンダー)に浮上したのが笠りつ子だ。前半をノーボギーの2アンダーで折り返すと、10番パー4でイーグルをマーク。14番でボギーを1つ叩いたが、ほぼ完ぺきに近い内容で強風が吹く難コース葛城を見事攻略してみせた。

 上位陣は、通算5アンダー2位タイに吉田弓美子、アン・ソンジュ(韓)、ヤング・キム(韓)、通算4アンダー単独5位にイ・ボミ(韓)。森田と並ぶ6位タイに原江里菜、井芹美保子、キム・ヒョージュ(韓)がつけている。

 一方、ディフェンディング・チャンピオンの比嘉真美子は通算7オーバー69位タイで、カットラインに惜しくも1打及ばず無念の予選落ちとなった。

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