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石川が25ランクアップ! M.クーチャー4打差独走

2014/04/06 09:30
石川が25ランクアップ! M.クーチャー4打差独走
マスターズ出場権獲得は事実上不可能となったものの、30位タイと上位が狙える位置で最終日を迎える石川。(写真提供:Getty Images)

 

 石川遼が安定感のあるゴルフでリーダーボードを駆け上がった。

 米男子ツアーのシェル・ヒューストン・オープンは現地時間5日、テキサス州のゴルフクラブ・オブ・ヒューストンを舞台に第3ラウンドの競技を終了。前日スコアを落とし55位タイで決勝ラウンドに進出した石川は10番スタートのこの日、序盤の12番&13番で連続バーディを奪う快調な立ち上がりを見せ、4バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの1アンダー71にスコアをまとめ、通算2アンダー30位タイに順位を上げた。

 次週に迫ったマスターズ(現地時間10〜13日/ジョージア州オーガスタナショナルGC)の出場権を得るには優勝しかなかったため、悲願達成は事実上不可能となった。それでも石川は日に日にショットの精度を上げ集中力を切らさずにいる。

 本人いわく「唯一のミスらしいミス」は5番パー4で左の池に入れダブルボギーを叩いたティーショットだけ。だがその状況でもミスを引きずることなく、8番パー5で5メートル弱のパットを決めて最終日に繋がるバーディを奪って流れを好転させた。今年マスターズに出られないのは悔しいが、この悔しさをバネに最終日は石川らしいプレーでチャージを期待したい。

 混戦が予想された優勝戦線だが、この日単独2位からスタートしたマット・クーチャー(米)が3連続を含む6バーディ(2ボギー)を奪い、通算15アンダーとして独走態勢に。2位に並ぶセルヒオ・ガルシア(スペイン)とキャメロン・トリンガル(米)に4ストロークの大差をつけると「良いパフォーマンスが出来た。先週も勝てそう(最終日最終組)なゴルフをしていたし、今週もこうして優勝争い出来ているのは凄く嬉しい」とトレードマークのスマイル全開だった。

 その他上位陣は、通算9アンダー単独4位にマット・ジョーンズ(豪)がつけ、この日4アンダー68をマークしたリッキー・ファウラー(米)が通算8アンダーでベン・カーティス(米)と並び5位タイに続いている。

 また、フィル・ミケルソン(米)はイーブンパー72とスコアを伸ばせず通算6アンダー8位タイ。マスターズチャンピオンのチャール・シュワーツェル(南ア)が通算4アンダーで前日の41位タイから16位タイに浮上した。

 雨の予報が出ている最終日。クーチャー優位は揺るがないが、天候次第でまだまだ一波乱ありそうだ。

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