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B.ワトソン、大会2勝目に向け3打リード 松山は予選落ち

2014/04/12 09:55
B.ワトソン、大会2勝目に向け3打リード 松山は予選落ち

 

 一昨年のチャンピオン、バッバ・ワトソン(米)が大会2勝目に向け快調にトーナメントをリードしている。

 今年で第78回を迎えたゴルフの“祭典”マスターズは現地時間11日、ジョージア州のオーガスタナショナルGCを舞台に第2ラウンドの競技を終了。この日2位タイからスタートしたワトソンが後半の5連続を含む6バーディ(2ボギー)を奪って4アンダー68の好スコアをマーク。通算7アンダーまで伸ばし、単独2位につけるジョン・センデン(豪)を3打リードしトップに立った。

 12番から16番で5連続バーディを奪う圧巻のゴルフにもワトソンは「目の前のショットに集中していたから、自分がいくつバーディを獲ったのかなんて全くわからなかった」と平常心を強調。「ここはオーガスタなんだから(少しでも気を抜いたら)何があるかわからないからね」と引き締まった表情でこの日のラウンドを振り返る。

 同伴プレーヤーのセルヒオ・ガルシア(スペイン)とルーク・ドナルド(英)は口々に「ワトソンのプレーは本当に素晴らしかった。ティーショットは飛んでしかも正確だし、ショートアイアンのライン出しも冴えていた。あんなプレーを見せられたらこっちはお手上げ」と、ともにカットラインに1打足りない通算5オーバー52位タイで予選で姿を消すことに。まだ2日目を終わったばかりだが、好調ぶりと相性の良さを加味するとワトソンがかなり有利な状況といえそうだ。

 その他上位陣は通算3アンダー3位タイにディフェンディング・チャンピオンのアダム・スコット(豪)、マスターズでは滅法強い54歳のフレッド・カプルス(米)に加え、ジョナス・ブリクス(スウェーデン)、トーマス・ビヨーン(デンマーク)の面々がつけ、今季3勝のジミー・ウォーカー(米)が通算2アンダー7位タイ。

 親子同時出場で話題のケビン・スタドラー(米/父クレイグは予選落ち)が通算1アンダー10位タイ。今大会の成績いかんで世界ランク1位浮上のチャンスがあるヘンリック・ステンソン(米)が通算1オーバー21位タイにつけている。

 しかし本命のひとりフィル・ミケルソン(米)はガルシアらと同じ52位タイで予選落ち。ローリー・マキロイ(北アイルランド)、ジェイソン・デイ(豪)はカットラインぎりぎりの通算4オーバー46位タイで決勝ラウンド進出を決めた。

 日本勢唯一出場の松山英樹は5バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの1アンダー71にスコアをまとめたが、初日の出遅れが響いて通算7オーバー68位タイで予選落ち。アマチュア時代も含めメジャー挑戦6度目にして初めて(メジャーで)決勝ラウンド進出を逃した。

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