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若武者J.スピースが見せたスゴ技! 4位タイ好発進

2014/05/09 11:37
若武者J.スピースが見せたスゴ技! 4位タイ好発進

 

 ジョーダン・スピース(米)が、大観衆の取り囲むTPCソーグラス18番で見事な技を披露した。

 米男子ツアーのフラッグシップ大会で“第5のメジャー”と呼ばれるザ・プレーヤーズ選手権は現地時間8日、フロリダ州のTPCソーグラスを舞台に第1ラウンドの競技を行った。昨季、10代でツアー初優勝を飾り、新人王にも輝いたスピースは本大会初出場。それでも「いい気分で落ち着いていた」と本人が口にしたとおり、この日は自分のプレーを見せつけた。10番からスタートすると、11番パー5でバーディ奪取。スコアカード通りに17番までプレーし、迎えた18番にドラマは待っていた。

 難しいパー4のティーショットを右ラフに打ったスピースは、第2打は低い球でグリーン手前まで運んで見せた。第3打で寄せきれず、残ったのは11メートルの長いパーパット。ピンチに陥ったスピースだが、見事にこれを沈めてパーセーブした。

 スーパーパーセーブで波に乗ったスピースは、後半出だしの1番でバーディを奪うと、2番もバーディ。6番、7番も連続バーディとしてノーボギーの5アンダー67。コースレコードタイ記録の9アンダー63を叩き出して単独首位に立ったマーティン・カイマー(独)には4打差あるが、リー・ウェストウッド(英)、ジャスティン・ローズ(英)、セルヒオ・ガルシア(スペイン)ら実力者たちと並ぶ4位タイにピタリとつけ、ビッグタイトルを狙える好スタートとなった。

 19歳で米ツアー、ジョン・ディア・クラシックを制し、世間をあっと言わせた男は、21歳の誕生日までにはまだ2か月以上ある。先月はマスターズで惜しくも史上最年少Vを逃したものの、初出場で堂々の2位タイ。そして今大会、準メジャーのタイトルを前にしても、涼しい顔を見せるあたり、さすがに大物だ。

 その他上位陣は首位に2打差の単独2位にはラッセル・ヘンリー(米)がつけ、さらに1打差の単独3位にベ・サンムン(韓)。松山英樹は2アンダー70で29位タイにつけている。尚、欠場者が出なかったため、ウェイティング1番の石川遼は出場できなかった。

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