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石川、滑り込みセーフ 今田&D.デュバルは予選落ち

2014/05/17 09:55
石川、滑り込みセーフ 今田&D.デュバルは予選落ち
カットラインぎりぎりながら、なんとか予選通過を果たした石川遼。(写真提供:Getty Images)

 

 石川遼が本場仕込みの粘りのゴルフで、初日の106位タイから滑り込みで予選をクリアした。

 米男子ツアーのHPバイロン・ネルソン選手権は現地時間16日、テキサス州のフォーシーズンズ・リゾートを舞台に第2ラウンドの競技を終了。スコアを伸ばさなければ予選落ちが免れない状況だった石川だが、出だしの1番でバーディを先行させる幸先の良い滑り出し。2つスコアを伸ばして迎えたバック9はバーディとボギーが交互に来る内容ながら6バーディ、4ボギーの2アンダー68にスコアをまとめ通算1オーバー67位タイはカットラインぎりぎりで決勝ラウンド進出を決めた。

 崖っぷちに立たされてからの粘りは米ツアー2年目の経験の賜物。前週のザ・プレーヤーズ選手権では会場に足を運んで欠場者が出るのを待ったが、ついに出場権が下りてこないまま(補欠の1番)第5のメジャー初出場を逃し悔しい思いを味わった。ショット、パットともに納得の行くものではなかったが、週末も戦えることの意味は大きい。だが予選は通ったが突破した人数が80人を超えているため3日目のカットもある。昨年とはひと味もふた味も違う石川にとって明日のムービングデーこそ腕の見せどころだ。

 一方、シード権を落とし今大会にスポット参戦している今田竜二は苦戦。130位タイからスタートしたこの日、得意のパットが決まらず1バーディ、3ボギーの2オーバー72と崩れ、通算6オーバーはカットラインに5打足りず126位タイの下位で決勝ラウンド進出を逃している。

 上位争いは「ショートゲームが冴えた」と言うブレンドン・トッド(米)が6アンダー64と爆発し、通算8アンダー単独トップに浮上。前週のザ・プレーヤーズ選手権に続く2週連続優勝を目指すマーティン・カイマー(独)が通算6アンダーで、グラハム・デラート(カナダ)、マイク・ウィアー(カナダ)、チャールズ・ハウエルIII(米)、マーク・リーシュマン(豪)、ポール・ケイシー(英)らと並び2位タイの好位置をキープした。

 ちなみにケイシーはこの日のバック9で6バーディ、1イーグルの8アンダー27をマーク。ハーフのツアーレコードには1打及ばなかったが『27』は史上8人目の快挙である。

 また地元出身の17歳のアマチュア、スコッティ・シェフラー(米)が2つスコアを伸ばし通算1アンダー41位タイで予選を突破したが、初日2位タイと久々に好発進を切った元世界No.1デビッド・デュバル(米)は6オーバー76の乱調で通算2オーバー。カットラインに1打足りない85位タイで無念の予選落ち。ディフェンディング・チャンピオンのベ・サンムン(韓)も通算7オーバー137位タイで決勝ラウンド進出を逃している。

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