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ショットメーカー有利! 石川、松山はどう立ち向かう!?

2014/05/21 10:23
ショットメーカー有利! 石川、松山はどう立ち向かう!?
前々週は今大会と同じく“ショットメーカー有利”のTPCソーグラスでまずまずの結果を残した松山。パットに関しても感覚を取り戻しつつある。(写真提供:Getty Images)

 

 米男子ツアーのクラウン・プラザ招待 at コロニアルは現地時間22日、テキサス州のコロニアルCCを舞台に開幕。同大会は今年68回目を数える歴史あるトーナメントだ。優勝者にはタータンチェックのジャケットが授与され、1番ティー脇のウォールオブチャンピオンに名前が刻まれる。

 歴代の優勝者には、デビッド・トムズ(米)、スティーブ・ストリッカー(米)、ザック・ジョンソン(米)などショットメーカーが名を連ねる。昨季は、最終日1打差の2位タイでスタートしたブー・ウィークリー(米)が「66」をマークしてマット・クーチャー(米)、ザック・ジョンソンらを抜き去り、ツアー3勝目を手にした。昨年負けはしたものの、単独3位でフィニッシュしたジョンソンはこの大会を大得意としている(2010、12年優勝)。今年も優勝候補筆頭となるだろう。

 今大会には石川遼、松山英樹が5週ぶりにそろい踏みで参戦する。前週のHPバイロン・ネルソン選手権に出場した石川は初日からショットが定まらず出遅れると、2日目に盛り返したものの3日目は再びスコアを落としてセカンドカットにより最終日進出を逃してしまった。次週には全米オープン最終予選会(6月2日/オハイオ州、ブルックサイドGC他)に挑戦することを明言しているだけに、少しでも良いイメージをつくっておきたいところ。

 対する松山は、長いシーズンをにらんで前週大会を欠場。それでも2週前のザ・プレーヤーズ選手権では今大会と同じく“ショットメーカー有利”のTPCソーグラスで初出場ながら23位タイとまずまずの結果を残した。パットに関しても難易度の高い最終18番でスライスラインを読み切ってバーディを決め「良いときの感覚をもうちょっとで思い出しそう」と手応えを口にしており、昨年6位タイに入った全英オープンの時の感覚を取り戻しつつある。

 対照的な2人だが、このあと控える全米オープン(6月12〜15日/ノースカロライナ州、パインハーストNo.2)に2人揃ってベストコンディションで出場するためにも今大会である程度の結果を残したい。

 また、先日世界ランキングNo.1の座についたアダム・スコット(豪)は、“テキサス・グランドスラム”と呼ばれる偉業に挑む。2007年シェル・ヒューストン・オープン、2008年HPバイロン・ネルソン選手権、2010年バレロ・テキサス・オープンでそれぞれ優勝しているスコットは、今大会に勝てばテキサス州で行われるツアー競技すべてを制することになる。これまで成し遂げた選手はおらず達成すれば史上初。

 その他、マット・クーチャー(米)、ジョーダン・スピース(米)、ジム・フューリック(米)、ジェイソン・ダフナー(米)、ジミー・ウォーカー(米)といったトップ選手たちも参戦する。

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