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連覇狙う井戸木、大乱調で111位タイ 日本勢揃って出遅れ

2014/05/23 11:49
連覇狙う井戸木、大乱調で111位タイ 日本勢揃って出遅れ

 

 大会連覇に挑む井戸木鴻樹だが、初日は大きく出遅れた。

 井戸木がディフェンディング・チャンピオンとして臨む米チャンピオンズツアーの今季メジャー第2戦 シニアPGA選手権は現地時間22日、ミシガン州のザ・ゴルフクラブ at ハーバー・ショアーズを舞台に第1ラウンドの競技を行い、6アンダー65をマークしたジョー・デュラント(米)が単独首位に立った。ダン・フォースマン(米)が1打差の単独2位で続き、さらに1打差の単独3位でブラッド・ファクソン(米)が続く展開となっている。

 井戸木は序盤の3番、4番で連続ボギーを叩き苦しい状態に追い込まれる。さらに6番パー4でダブルボギーを喫し、最初の6ホールで早くも4オーバー。9番パー5でようやくこの日の初のバーディを奪ったが、焼け石に水。バックナインに入っても、12番、17番とボギーを重ねてしまい5オーバー76。首位とは11打差の111位タイと大きく出遅れた。

 フェアウェイキープ率は76.92%と相変わらずの正確性を誇ったが、パーオン率は50%。さらに18ホールで31パットでは良いスコアが出ないのも無理はない。「ディフェンディング・チャンピオンとしてはやっぱりプレッシャーがありました。普段は考えなくていいことまでいろいろ考えてしまった。難しいですね。ゴルフって」と、首を傾げた井戸木。何とか巻き返して予選を通過し、再び上位で最終日を迎えたいところだが…。

 日本勢は井戸木のほかに4人が出場しているが、いずれも今ひとつ。もっとも上位にいるのは、2バーディ、3ボギーで回り1オーバー72の東聡。まずまずのショットを駆使して必死でパーを取り続けていたが、それでも3ボギーを叩いて43位タイ。昨季の日本シニアツアー賞金王、室田淳が2オーバー73で63位タイ、奥田靖己は井戸木と並ぶ111位タイ、羽川豊は6オーバー77で127位タイといずれも予選通過が危ぶまれる初日となってしまった。

 その他の主な選手は、ジェイ・ハース(米)、コリン・モンゴメリー(スコットランド)が2アンダー69で6位タイ。昨季大会で井戸木に逆転負けを喫したケニー・ペリー(米)、近年“最強シニア”と呼ばれるベルンハルト・ランガー(独)、トム・ワトソン(米)、トム・レーマン(米)が1アンダー70で18位タイにつけている。

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