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森田が首位タイ発進! 1打差にさくら 全英切符争いは激化

2014/05/23 17:25
森田が首位タイ発進! 1打差にさくら 全英切符争いは激化

 

 昨季賞金ランク“ワンツー”が久しぶりに上位を賑わせている。

 国内女子ツアーの中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンは23日、愛知県の中京ゴルフ倶楽部 石野コースを舞台に第1ラウンドの競技を終了。ディフェンディング・チャンピオンの森田理香子が4アンダー68をマークして首位タイ、1打差の5位タイには横峯さくらがつけており、久しぶりに2人が揃って好スタートを切った。

 昨季自身初の賞金女王タイトルを獲得した森田は、今季も第3戦のTポイントレディス ゴルフトーナメントで早々にシーズン初優勝を飾ったが、その後公式戦を含む2試合で予選落ちを喫するなどここ数試合は波に乗り切れない状況が続いていた。今大会は森田にとって昨シーズン2勝目を挙げ、初の賞金女王タイトルへと向かっていった大会。それだけに復調のきっかけをつかみたいところだったが、ふたを開けてみれば5バーディ、1ボギーと女王らしい安定感抜群のゴルフでトップタイに立った。

 その森田に女王争いで敗れたものの2009年の6勝に次ぐ、シーズン4勝を挙げ完全復活をアピールした横峯も4月のKKT杯バンテリンレディスオープンで棄権して以降、パッとしない成績が続いたが、この日は最終18番のボギーで首位タイスタートとはならなかったが、5バーディ(2ボギー)を奪って、1打差の5位タイと今季初優勝に向け好位置につけた。

 今季はアマチュアや初優勝者がシーズン序盤を彩っていたが、やはり彼女たち“主役”が上位争いをしなければツアーは盛り上がらない。2日目以降も森田、横峯の2人には優勝争いを繰り広げて欲しいものだ。

 その他上位陣は、森田と並ぶ首位タイに4月のフジサンケイレディスクラシックを制したフェービー・ヤオ(台)、笠りつ子、飯島茜。横峯と同じ5位タイに現在賞金ランク4位のアン・ソンジュ(韓)、佐伯三貴、服部真夕、ルーキーの鈴木愛がつけ、2アンダー70の10位タイで賞金ランク2位の成田美寿々、同3位のO.サタヤ(タイ)、サイバーエージェント レディスゴルフトーナメントで最終日最終組を回ったアマチュアの堀琴音らが続いている。

 また、今大会終了時点の賞金ランキング上位5人に与えられる注目の全英リコー女子オープン(現地時間7月10〜13日/英ロイヤル・バークデイルGC)の出場権争いは、森田の復活によりさらに激化しそうだ。すでに昨季国内ツアー賞金ランク1位の資格で全英行きを決めている森田が上位5位以内に入っても下位の選手は繰り上がらないため、このままでいけば実質枠は4枠になる。

 現在賞金ランク5位の原江里菜(1アンダー71の20位タイ)、同6位の渡邉彩香(2オーバー74の65位タイ)、同7位の一ノ瀬優希(1オーバー73の49位タイ)は2日目以降のチャージが必要となりそうだ。

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