J.スピースが連覇に挑む！　全英OP最後の一枠は？

　米男子ツアーのジョン・ディア・クラシックが現地時間10日から13日にかけてイリノイ州のTPCディアランを舞台に開幕する。次週は第143回 全英オープン（17〜20日／英ロイヤル・リバプールGC）を控えており、大一番に出場する選手は調整に余念がない。

　そんな前哨戦の意味合いを含んでいる今大会では、ディフェンディング・チャンピオンのジョーダン・スピース（米）に熱い視線が注がれる。プロデビュー1年目の19歳で臨んだ昨季大会では、6打差を追いついて三つ巴のプレーオフへ突入。ザック・ジョンソン（米）、デビッド・ハーン（カナダ）を下して、ツアー初優勝を果たした。

　その後もスピースは快進撃を続け、今季のマスターズで2位タイ、ザ・プレーヤーズ選手権でも4位タイに入るなど、大舞台でも活躍を続けている。出場したここ4試合すべてでトップ20入りしており安定感も抜群。間違いなく本命の一人だ。

　好調スピースの前に立ちはだかるのは、スティーブ・ストリッカー（米）、ジョンソン、ミゲール・A・ヒメネス（スペイン）ら。さらに日本から今田竜二が参戦する。この中でも、ストリッカーは2009年大会から3連覇しており相性はもっとも良い。

　それでもスピースは「（昨年優勝したことは）もう数年前のことのようだ。僕のゴルフは、去年とは全く別次元のものになっている」と大会連覇に自信をのぞかせた。

　なお、今大会はジ・オープン・クォリファイイング・シリーズ（OQS）の一戦となっており、5位タイまでの選手のうち、まだ全英オープンの出場権を持っていない上位1人が本戦切符を獲得できる。