R.マキロイ『66』で単独首位、タイガー10位タイ　P.ミケルソンは出遅れ

　米男子ツアーのシーズンメジャー第3戦、第143回 全英オープンは現地時間17日、英国のロイヤル・リバプールGCを舞台に開幕。メジャー2勝のローリー・マキロイ（北アイルランド）がノーボギーの圧巻のゴルフで6アンダー66を叩き出し、トーナメントをリードしている。

　マキロイは、前週行われた欧州ツアーのアバディーン・アセット・マネジメント・スコティッシュ・オープンでも初日にコースレコードをマークして単独首位発進。しかし2日目にまさかの『78』と大きく崩れて14位タイに終わった。

　出場したここ8試合のうち6試合で第2ラウンドにスコアを落としているマキロイは、「明日はどうなるかは分からない。天気もね」とコメント。それでも「逆の結果になると願っている」と“鬼門”となってしまった2日目の好プレーを誓っていた。

　以下、1打差の単独2位にマッテオ・マナセロ（伊）がつけ、4アンダー68の3位タイに世界ランク1位のアダム・スコット（豪）、セルヒオ・ガルシア（スペイン）、ジム・フューリック（米）ら実力者のほか、エドアルド＆フランセスコのモリナリ兄弟（伊）が続いている。

　メジャー15勝目を狙うタイガー・ウッズ（米）は後半だけで5つのバーディを奪取して3アンダー69をマーク。今季3勝のジミー・ウォーカー（米）、リッキー・ファウラー（米）、日本の松山英樹、小田孔明、塚田好宣らと並ぶ10位タイと上々の滑り出しを見せた。

　その他、出場2試合連続優勝中のジャスティン・ローズ（英）はイーブンパー72で宮里優作らと同じ49位タイにいるが、ディフェンディング・チャンピオンで今季いまだトップ10入りがないフィル・ミケルソン（米）は2オーバー74で石川遼と同じ84位タイに低迷している。

　また、一昨年の大会覇者アーニー・エルス（南ア）も出だしの1番パー4でトリプルボギーを叩き、7オーバー79の乱調で145位タイと大きく出遅れた。（STATS-AP）