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松山&小田、最終日アンダーパーで39位タイ! 優勝はR.マキロイ

2014/07/21 03:07
松山&小田、最終日アンダーパーで39位タイ! 優勝はR.マキロイ

 

 予選を突破した日本勢2人がともに最終日アンダーパーをマークしメジャーの戦いを締めくくった。

 米男子ツアーのシーズンメジャー第3戦、第143回 全英オープンは現地時間20日、英国のロイヤル・リバプールGCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。最終組のローリー・マキロイ(北アイルランド)とリッキー・ファウラー(米)が1番ホールからスタートするまさにそのとき、最終18番でバーディを奪って4日間の戦いを終えたのが松山英樹だ。

 前日同様出だしの1番のボギーでつまずいたものの、5番パー5でイーグル逃しのバーディを奪うと、8番から3連続バーディとして上位に食らいついて行くかと思われた。しかし11番で短いパットを外してボギーを叩き勢いが止まる。結局最終日は5バーディ、4ボギーの1アンダー71にとどまり、通算1アンダーで本命のひとりと目されていたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)らと並び39位タイで終戦した。

 ラウンド後「悔しい4日間でした」と落胆の表情を浮かべた松山。「ショットに関しては昨日までと比べてフィーリングが良かったけれど、パッティングが相変わらずチンプンカンプンで…」とグリーン上のミスを嘆いた。それでも2年連続で予選を突破し、厳しいコンディションの中で4日間を戦い抜いたことに意義がある。「(パッティングを)しっかり練習して(好調な状態に)戻って来れば」と若武者は前を向いた。

 一方、国内ツアーの賞金王候補・小田孔明は4日目にして最高のゴルフを披露。2番でバーディを先行させた直後の3番パー4でセカンドショットをOBにしてトリプルボギーを叩いたものの、ミスらしいミスはそれだけ。5番から4連続バーディを奪うと、後半に入っても勢いは止まらず3つバーディを追加し8バーディ(1トリプルボギー)の猛チャージ。この日だけで5つスコアを伸ばし、通算1アンダーで前日の63位タイから39位タイに大きく順位を上げた。

「下位からのスタートだったので下は見ずにとにかく攻めることだけを考えた」と小田。「ゼロ(イーブンパー)か赤字(アンダーパー)にしたいという気持ちで」突っ走った結果、本人も「キレが良かった」というアイアンが火を吹きバーディラッシュを実現した。

「やはり4日間戦わないと勉強出来ない。最終日にこういうゴルフが出来たので、この結果を今後に繋げたい」と次なる目標の『賞金王』に照準を合わせた。

 優勝は後続を6打リードしてスタートしたマキロイが2打差に詰め寄られながらも要所を締め完全Vを達成。全米オープン、全米プロゴルフ選手権に続くメジャー3勝目を飾り、来年のマスターズではキャリアグランドスラムに挑むことになる。

 尚、岩田寛、塚田好宜、石川遼、宮里優作、小林正則、近藤共弘は決勝ラウンド進出を逃している。

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