T.パーニスJr.、4ホールのプレーオフ決戦で最終戦を制す！

　米チャンピオンズツアーの今季最終戦 チャールズ・シュワブカップ選手権は現地時間2日、アリゾナ州のデザート・マウンテンCを舞台に最終ラウンドの競技を終了。ともに最終ホールをバーディで締めくくり、通算11アンダーまでスコアを伸ばしたトム・パーニスJr.（米）とジェイ・ハース（米）がプレーオフに進出。パーだったハースに対し、バーディを奪取したパーニスJr.が4ホールに渡る激闘を制し、6月のプリンシパル・チャリティ・クラシック以来となる今季2勝目をもぎ取った。

　パーニスJr.はこの日、前半で2つバーディを奪ってハーフターンすると、13番まではパープレーを続けた。勝負どころの上がり5ホールは3バーディ、2ボギーと出入りが激しいゴルフながら1つスコアを伸ばして3アンダー67でフィニッシュ。先にホールアウトしていたハースを捉えてプレーオフに持ち込んだ。

　レギュラーツアー2勝を誇るパーニスJr.は、前週のAT＆T選手権で今季9回目のトップ10（4位タイ）フィニッシュ。好調のまま乗り込んだ今大会でオーバーツアー（シニア）4勝目の栄冠に輝き、優勝賞金44万ドル（約5,000万円）を獲得した。年間王者は大会前にベルンハルト・ランガー（独）に決定していたが、出場が30人に限られた強豪集う最終戦を制したことでチャールズ・シュワブカップのポイントランキング5位でシーズンを終了している。

　なお、2人に1打差の単独3位にケニー・ペリー（米）が入り、さらに1打差の通算9アンダー4位タイにランガーとコリン・モンゴメリー（スコットランド）、フレッド・カプルスが通算6アンダー7位タイと、最終戦にふさわしい試合展開だった。