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鈴木「64」で首位タイ浮上! 1差で香妻ら追走

2014/11/08 16:58
鈴木「64」で首位タイ浮上! 1差で香妻ら追走
ムービングデーにビッグスコアを叩きだした鈴木。今季2勝目なるか。(写真提供:Getty Images)

 

 日米両ツアー共催のミズノクラシックが8日、三重県の近鉄賢島カンツリークラブを舞台に第2ラウンドの競技を行った。1アンダー16位タイからスタートした鈴木愛が、8アンダー64の猛チャージ。通算9アンダーでベテランのローラ・デービース(英)、イルヒー・リー(韓)と並ぶトップに浮上し、9月の日本女子プロゴルフ選手権に次ぐツアー2勝目に王手をかけた。

 上位は、1打差の4位タイに22歳の香妻琴乃、チェラ・チョイ(韓)、李美香(韓)の3人。イ・ナリ(韓)が通算7アンダーで単独7位、通算6アンダー8位タイにはLPGAツアー通算41勝のホール・オブ・フェイマー(世界ゴルフ殿堂入り選手)カリー・ウェブ(豪)、今季同ツアー2勝のジェシカ・コルダ(米)、上原彩子が続いている。

 20歳の鈴木が圧巻のゴルフでリーダーボードを駆け上がった。コルダ&ベアトリス・リカリ(スペイン)の実力者と回ったこの日、前半から4つバーディ(1ボギー)を重ねて3アンダーでハーフターンすると、後半は怒涛のバーディラッシュを披露する。前日もバーディを奪った13番パー5で1つスコアを伸ばすと、上がり4ホールをすべてバーディで締めくくって、9バーディ、1ボギーでホールアウト。ムービングデーにビッグスコアを叩きだして、並み居る強豪を抑えつけた。

 一方、米ツアーの参戦権獲得のためにも「優勝を狙う」と宣言している横峯さくらも、通算5アンダーで上位(11位タイ)をキープした。4アンダーで迎えたバックナインで1バーディ、2ボギーとスコアを落としたが、トップとはまだ4打差と射程圏内。最終日での大逆転を虎視眈々と狙う心づもりだ。

 その他、ディフェンディング・チャンピオンのテレサ・ルー(台)が、通算4アンダーで国内賞金ランキング2位のイ・ボミ(韓)と同じ17位タイにつけ、2012年大会覇者のステーシー・ルイス(米)は同ランク1位のアン・ソンジュ(韓)と並ぶ27位タイで最終日を迎える。

 上位は混戦模様なだけに、最後の1ホールまで手に汗握る戦いが続きそうだ。

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